1.塗り絵の説明
畳の部屋で、止まり木のセキセイインコが丸い鏡へ向かい、子どもと祖母が話しかける場面です。インコ、鏡、鳥籠、餌入れを大きく描き、言葉や鳴き声を教えた記憶につながる構図にしました。
セキセイインコから、覚えた言葉、鳥の名前、口笛、肩乗り、餌、家族の声をまねた様子へ会話を広げられます。動物や自然との関わりを思い出しながら、本人の記憶や好みに合わせて無理なく楽しめます。
インコを飼わなかった方には、家で飼った小鳥、ラジオから聞こえた鳥の声、好きな鳥を尋ねてください。
2.画像
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色見本と同じ色に塗る必要はありません。本人が選んだ色や好きな色を大切にしてください。
3.塗り絵を始めるときの声かけ
- 「祖母と子どもがセキセイインコへ話しかける絵があります。見てみませんか?」
- 「インコと丸い鏡、どちらから塗ってみましょうか?」
- 「インコは水色、緑、黄色など、覚えている色や好きな色で塗れますよ。」
- 「背景や服は、好きな色で大丈夫です。」
- 「経験がなくても、小鳥の鳴き声や口笛のお話だけで大丈夫です。」
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4.塗り絵中の声かけ
- 「セキセイインコを飼ったことはありますか?」
- 「どんな言葉を覚えましたか?」
- 「鳥の名前を呼ぶと返事をしましたか?」
- 「鏡を見て鳴くことはありましたか?」
- 「肩や指に乗りましたか?」
- 「誰が言葉や口笛を教えましたか?」
- 「インコと鏡には、どんな色を使いましょう?」
利用者さん:
「自分の名前を言ったよ」
介護士:
「家族の声をよく聞いて覚えたんですね。」
さらに:
「最初に話した言葉を覚えていますか?」
利用者さん:
「口笛をまねしたよ」
介護士:
「音を返してくれるのが楽しかったんですね。」
さらに:
「誰の口笛をよくまねしましたか?」
利用者さん:
「鳥は飼わなかったよ」
介護士:
「飼った経験がなくても、声を聞く機会はありますよね。」
さらに:
「好きな鳥の声はありますか?」
5.介護士が知っておきたいポイント
記憶をクイズにしない
鳥が話した言葉を正確に思い出す必要はありません。音や雰囲気だけの記憶も、そのまま受け止めます。
経験を決めつけない
同じ年代でも、育った地域、家庭、仕事、体調によって動物との関わりは異なります。知らない、見たことがないという答えも尊重し、別の話題へ自然に移ります。
塗りやすい所から始める
羽の細かな模様を全部塗らず、胸や翼の大きな面に一色を置くだけでも仕上がります。
6.セキセイインコのおしゃべりにまつわる年代別の出来事・暮らし
明治〜大正期
人の声や音をまねる小鳥は、家庭で楽しむ飼い鳥として親しまれました。
昭和初期
セキセイインコが広く飼われ、家族が名前や短い言葉、口笛を教えることがありました。
昭和後期
色の品種や飼育用品が増え、室内で飼う家庭が多くなりました。
平成〜令和
小鳥の習性に合った環境や診療が重視されています。絵から家族と鳥のやり取りを振り返れます。
思い出の有無や内容は人それぞれです。答えを求めず、本人が話したい記憶をゆっくり聞いてください。








