採用と労働契約

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労働者を採用するということは、労働者と労働契約を結ぶということです。

労働契約を結ぶということは、労働者と会社双方に、権利義務関係が発生することを意味します。

労働契約法は次のように定めています。

労働契約は、労働者が使用者に使用されて労働し、使用者がこれに対して賃金を支払うことについて、労働者及び使用者が合意することによって成立する。

労働契約が締結されると、労働者には使用者の指揮命令に従って労働する義務が発生し、使用者には労働者に賃金を支払う義務が発生します。

逆に言うと、使用者には労働者に対し指揮命令に従って働けという権利が生じ、労働者には賃金を請求する権利が発生します。

労働契約そのものは、労働者と使用者の合意のみで成立しますので、労働契約書は必須ではありません。

しかし、あとあとのトラブル防止のため、会社としては、しっかりと書面で労働条件などを説明し、確認の署名をもらっておくことが望ましいといえます。

なお、労働基準法では、労働契約を締結する際、労働条件の明示を求めていることに注意しましょう。

使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。

細かい内容は、次回にて。




角村俊一

社会保険労務士/介護福祉経営士/認知症サポーター/2018年度・17年度「介護労働者雇用管理責任者講習」講師/2017年度「介護分野における人材確保のための雇用管理改善推進事業」サポーター/2018年度「埼玉働き方改革推進支援センター」アドバイザー ほか