パート・アルバイトにも有給休暇!?

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よく質問をいただく項目の上位に挙げられます。

「パートやアルバイトにも、有給あるの?」

はい、あります。

一定の条件を満たせば、パートやアルバイトであっても、有給休暇が取得できます。

年次有給休暇の発生条件
  1. 入社から6か月間継続勤務
  2. その期間の全労働日の8割以上出勤

この条件を満たせば、その労働者には10日間の年次有給休暇が発生します。

また、その後1年間継続勤務し、その期間の出勤率が8割以上であれば、11日間の年次有給休暇が発生します。以降も同様の要件を満たすことで、次の日数の年次有給休暇が発生します。

ただし、この日数は、フルタイムで働く労働者の場合です。

では、フルタイムではないパートやアルバイトの場合はどうなるでしょうか。

フルタイムで働いているわけではないので、フルタイム労働者と同様の日数ではありませんが、1週間の労働日数などに応じて、次の通り、年次有給休暇が発生します。

ですから、パートやアルバイトから「有給をとりたい」と言われれば、与えなければなりません。

なお、パートやアルバイトであっても、週の労働時間が30時間以上の場合や、労働日数が週5日(または年間217日)以上の場合は、フルタイムの労働者と同じ日数の年次有給休暇をとることができます。

年次有給休暇に関する注意点

注意点は、次の通り。

  1. 年次有給休暇の請求があった場合には、原則としてこれを拒めません。
  2. 年次有給休暇の取得理由により、これを拒むことはできません。
  3. 年次有給休暇を買い上げることはできません。
  4. 労働者が年次有給休暇を取得したからといって、労働者に対し賃金の減額その他の不利益な取り扱いをしてはいけません。

有給が取れないという声は非常に多く、労働者の不満も溜まりがちです。

年次有給休暇の計画的付与を有効活用するなどして取得率をUPさせ、労働者にしっかりとリフレッシュしてもらうとともに、求人におけるアピールポイントにしたいものです。




角村俊一

社会保険労務士/介護福祉経営士/介護職員初任者研修修了/2018年度・17年度「介護労働者雇用管理責任者講習」講師/2017年度「介護分野における人材確保のための雇用管理改善推進事業」サポーター/2018年度「埼玉働き方改革推進支援センター」アドバイザー ほか