【平成30年度改正】サ責の役割などを確認しておきましょう!

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訪問介護ヘルパーの業務管理を行うサービス提供責任者(サ責)の役割などについて、変更がありました。

① 介護職員初任者研修修了者のサ責は認められなくなる

サ責の任用要件から、介護職員初任者研修修了者(旧ヘルパー2級)が除外されました(2019年3月末までの経過措置あり)。

2019年度以降もサ責として働き続けるためには、介護福祉士の資格を取得するか、実務者研修の課程を修了する必要があります。

これは、サ責業務の重要性を担保するため、介護福祉士をはじめとする専門性の高い人材にその業務を担ってもらうようにするのが狙いです。

② サ責の責務が拡大

利用者の服薬や口腔の状況などで気づいたことをケアマネに報告するよう、サ責に義務付けました。

これは、「ケアマネと主治医の情報連携」を密にするため、ケアマネだけでなく、サ責にも報告の義務を課し、以下のように利用者の情報を流すことが目的です。

利用者の情報の流れ

ヘルパー → サ責 → ケアマネ → 主治医

必要な情報の内容については、 例えば、

  • 薬が大量に余っている又は複数回分の薬を一度に服用している
  • 薬の服用を拒絶している
  • 使いきらないうちに新たに薬が処方されている
  • 口臭や口腔内出血がある
  • 体重の増減が推測される見た目の変化がある
  • 食事量や食事回数に変化がある
  • 下痢や便秘が続いている
  • 皮膚が乾燥していたり湿疹等がある
  • リハビリテーションの提供が必要と思われる状態にあるにもかかわらず提供されていない

等とされています。

また、訪問介護事業者は、居宅介護支援事業所のケアマネに対して、自身の事業所のサービス利用に係る不当な働きかけを行ってはならない、とされたことにも注意が必要です。

当たり前の話ですが、サ責はケアマネに、利用者に必要のないサービスを位置付けるよう働きかけを行うことはできません。




角村俊一

社会保険労務士/介護福祉経営士/認知症サポーター/2018年度・17年度「介護労働者雇用管理責任者講習」講師/2017年度「介護分野における人材確保のための雇用管理改善推進事業」サポーター/2018年度「埼玉働き方改革推進支援センター」アドバイザー ほか