【塗り絵を始めるときの声かけ】 ・大きな井戸と桶が見えますね。最初はどの部分から色をつけてみましょうか。 ・石の井戸は、灰色だけでなく茶色や薄い青でもよさそうですね。お好きな色を選びましょう。 ・人物の着物と頭巾は、同じ色でも違う色でも素敵です。どちらが塗りやすそうですか。 ・今日は全部仕上げなくても大丈夫です。井戸だけ、桶だけという進め方もできます。 ・この絵を見て、冷たい水や縄の音など思い浮かぶものがあれば、差し支えない範囲で教えてください。 ・お話だけ楽しむのも大丈夫です。手を動かしたくなったところから始めましょう。 【塗り絵中の声かけ】 ・井戸の石を一つずつ違う色にすると、表情が出ますね。 ・桶の木の部分は、薄い茶色と濃い茶色のどちらが合いそうですか。 ・水をくむときの縄は、重かったでしょうか。無理に思い出さなくても大丈夫ですよ。 ・井戸の水は、夏と冬で手触りが違ったのでしょうね。どんな感じに見えますか。 ・水場では、近所の方と顔を合わせることもあったそうです。この二人は何を話していそうでしょう。 ・人物の服の色が決まると、絵がぐっと明るくなりますね。 ・手がお疲れでしたら、広い井戸の部分を一緒に塗ったり、ここで休んだりできます。 ・完成の形は一つではありません。今選ばれた色が、この絵の正解です。 【会話例1】 介護士:「桶は何色に見えますか。」 利用者:「木なら、こんな茶色かな。」 介護士:「落ち着いた茶色ですね。濃淡をつけても、同じ色でまとめてもよさそうです。」 【会話例2】 介護士:「縄を引くと、どんな音がしそうでしょう。」 利用者:「きいきい鳴りそうだね。」 介護士:「音まで聞こえてくるようですね。井戸の周りには、ほかにどんな音がありそうですか。」 【会話例3】 介護士:「水は冷たそうでしょうか。」 利用者:「夏でも冷たかった気がするよ。」 介護士:「冷たさが手に残る感じでしょうか。話したくないところは飛ばして大丈夫です。」 【会話例4】 介護士:「この二人は何を話していると思いますか。」 利用者:「今日のご飯のことかな。」 介護士:「暮らしの話が行き交う場所だったのかもしれませんね。どんな献立が似合いそうでしょう。」 【会話例5】 介護士:「井戸の仕事は大変そうにも見えますね。」 利用者:「何度も運ぶのは骨が折れるよ。」 介護士:「毎日の重い仕事だったのですね。楽しい思い出だけでなく、大変だった気持ちも大切に伺います。」