1.塗り絵の説明
畳の部屋で、子どもが両手に毛糸のかせを掛け、母親が玉に巻いている場面の塗り絵です。赤い毛糸、編みかけのマフラー、籠、障子を大きく描き、冬支度を手伝った記憶につながる構図にしました。
毛糸巻きから、手編みのセーターや靴下、母や祖母の手仕事、冬服、畳の部屋で過ごした時間へ会話を広げられます。11月の季節感と昔の暮らしを一緒に楽しめるレクリエーションです。
編み物をした人や手伝った人は家庭によって異なります。母親との思い出を前提にせず、祖母、姉、近所の人、自分で編んだ経験などへ広げてください。
2.画像
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色見本と同じ色に塗る必要はありません。本人が選んだ色や好きな色を大切にしてください。
3.塗り絵を始めるときの声かけ
- 「子どもが毛糸巻きを手伝っている絵があります。見てみませんか?」
- 「毛糸と着物、どちらから塗ってみましょうか?」
- 「毛糸玉は、どんな色にすると暖かそうでしょう?」
- 「マフラーは好きな模様や色で楽しめますよ。」
- 「編み物の経験がなくても、冬支度のお話だけで大丈夫です。」
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4.塗り絵中の声かけ
- 「毛糸巻きを手伝ったことはありますか?」
- 「家では誰が編み物をしていましたか?」
- 「手編みの物で、思い出に残っている物はありますか?」
- 「毛糸が絡んだときは、どう直しましたか?」
- 「冬になる前に、どんな衣類を用意しましたか?」
- 「畳の部屋では、家族と何をして過ごしましたか?」
- 「毛糸玉には、赤以外の何色を使いたいですか?」
利用者さん:
「母の毛糸を持ったよ」
介護士:
「両手を広げてお手伝いしたんですね。」
さらに:
「長い時間持っていると、腕が疲れませんでしたか?」
利用者さん:
「セーターを編んでもらったよ」
介護士:
「手編みのセーターを着ていたんですね。」
さらに:
「どんな色や模様だったか覚えていますか?」
利用者さん:
「自分で編み物をしたよ」
介護士:
「ご自身で編んでいたんですね。」
さらに:
「誰に何を編むことが多かったですか?」
5.介護士が知っておきたいポイント
家族構成を決めつけない
絵には母親がいますが、実際に編んだ人はさまざまです。「お母さんが編みましたよね」と限定しないようにします。
手仕事の技術を尊重する
編み方や毛糸の扱いを教えてくれる場合は、知識を評価するのではなく経験として聞きます。できなくなったことを無理に試させません。
毛糸の線を全部塗らない
何本もの毛糸を一本ずつ塗る必要はありません。束を一つの面として大きく塗って構いません。
6.母と毛糸巻きにまつわる年代別の出来事・暮らし
明治〜大正期
毛糸や木綿糸を使った手仕事は、家庭の衣類を整える大切な作業でした。子どもが糸巻きやほどきを手伝うこともありました。
昭和初期
家庭でセーター、靴下、手袋などを編む姿が見られました。古い毛糸をほどいて編み直す工夫も行われました。
昭和後期
既製服が増えても、手編みは実用品や贈り物として親しまれました。色や模様を選ぶ楽しみも広がりました。
平成〜令和
編み物は趣味や交流活動として続いています。絵をきっかけに、家族から受け継いだ技術や冬服の思い出を語れます。
思い出の有無や内容は人それぞれです。答えを求めず、本人が話したい記憶をゆっくり聞いてください。








