1.塗り絵の説明
霜柱が立つ朝の土道で、ランドセルを背負った子どもが足元を確かめながら歩く場面の塗り絵です。霜柱、冬帽子、マフラー、昔の家を大きく描き、子どもの頃の通学路を思い出しやすい構図にしました。
霜柱を踏んだ音や感触から、冬の朝、学校までの道、履いていた靴、友達との登校へ会話を広げられます。11月の季節感と昔の暮らしを一緒に楽しめるレクリエーションです。
霜柱を見た経験や通学方法は地域によって異なります。見たことを前提にせず、寒い朝の支度、道の様子、学校までの距離など、話しやすい記憶へつなげてください。
2.画像
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色見本と同じ色に塗る必要はありません。本人が選んだ色や好きな色を大切にしてください。
3.塗り絵を始めるときの声かけ
- 「霜柱を踏みながら学校へ向かう子どもの絵があります。見てみませんか?」
- 「マフラーと上着、どちらから塗ってみましょうか?」
- 「霜柱は何色を重ねると冷たく見えるでしょう?」
- 「昔の通学路を思い出しながら、好きな色で楽しめますよ。」
- 「今日は絵を見るだけでも、朝の思い出を話すだけでも大丈夫です。」
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4.塗り絵中の声かけ
- 「霜柱を踏んだとき、どんな音がしたでしょう?」
- 「子どもの頃、学校までどのくらい歩きましたか?」
- 「朝は誰と一緒に登校していましたか?」
- 「冬の通学には、どんな防寒具を使いましたか?」
- 「道は土でしたか、それとも舗装されていましたか?」
- 「学校へ着くまでに、楽しみにしていた場所はありましたか?」
- 「この子の上着は、何色にすると暖かそうでしょう?」
利用者さん:
「霜柱を踏むのが楽しみだったよ」
介護士:
「足元でしゃりっとする感じが面白かったんですね。」
さらに:
「友達と大きな霜柱を探したこともありましたか?」
利用者さん:
「学校まで遠かったよ」
介護士:
「毎朝、長い道のりを歩いていたんですね。」
さらに:
「途中で友達と待ち合わせる場所はありましたか?」
利用者さん:
「霜柱は見なかったな」
介護士:
「地域によって冬の景色は違いますよね。」
さらに:
「寒い朝に印象に残っていることはありますか?」
5.介護士が知っておきたいポイント
経験を決めつけない
霜柱ができにくい地域や、通学路が舗装されていた地域もあります。「ありましたよね」と誘導せず、本人の暮らした場所の冬を教えてもらいます。
感触の記憶を大切にする
色や形だけでなく、踏んだ音、靴底の感触、冷たい空気など五感に関する言葉を待ちます。思い出せない場合は無理に答えを求めません。
細かな部分は飛ばしてよい
霜柱を一本ずつ塗る必要はありません。上着、帽子、家など広い部分を提案し、疲れたら途中で休みます。
6.霜柱を踏む登校道にまつわる年代別の出来事・暮らし
明治〜大正期
土の道が多い地域では、寒い朝の霜柱やぬかるみが身近な冬の景色でした。学校へは徒歩で通い、道中の自然が遊びになることもありました。
昭和初期
学校制度や通学路の整備が進む一方、農村や町外れでは土道も残りました。冬帽子や手袋など、家庭にある防寒具を使って通学しました。
昭和後期
道路の舗装が広がり、霜柱を踏む場所は少しずつ減りました。それでも校庭の隅や畑の近くで霜柱を探した記憶を持つ方がいます。
平成〜令和
舗装された道が一般的になり、霜柱は身近に見つけにくくなりました。絵を通して、昔の道や冬の登校風景を振り返れます。
思い出の有無や内容は人それぞれです。答えを求めず、本人が話したい記憶をゆっくり聞いてください。








