1.塗り絵の説明
秋の縁側で二人の子どもが、松ぼっくりに木の実の頭と小枝の腕を付けて人形を作る場面の塗り絵です。松ぼっくり人形、籠、縁側を見やすく描き、季節の工作を思い出せる構図にしました。
松ぼっくり人形から、松林での木の実拾い、縁側、手作り玩具、家族と過ごした秋の日へ会話を広げられます。11月の季節感と昔の暮らしを一緒に楽しめるレクリエーションです。
松ぼっくりを使った経験がない方には、貝殻、石、折り紙、布切れなど、子どもの頃に遊びへ使った素材を尋ねてください。
2.画像
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色見本と同じ色に塗る必要はありません。本人が選んだ色や好きな色を大切にしてください。
3.塗り絵を始めるときの声かけ
- 「松ぼっくりで人形を作る子どもの絵があります。見てみませんか?」
- 「人形と籠、どちらから塗ってみましょうか?」
- 「松ぼっくりは、濃い茶色と薄い茶色のどちらが合いそうでしょう?」
- 「人形の服の色は、好きな組み合わせで大丈夫ですよ。」
- 「工作をしたことがなくても、秋の縁側のお話だけで大丈夫です。」
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4.塗り絵中の声かけ
- 「松ぼっくりは、どこで拾いましたか?」
- 「拾った木の実を家へ持ち帰りましたか?」
- 「子どもの頃、どんな人形を作ったり遊んだりしましたか?」
- 「縁側では、家族と何をして過ごしましたか?」
- 「小枝や木の実を集めるのは好きでしたか?」
- 「完成した人形に名前を付けるなら、何がよさそうですか?」
- 「二人の服には、どんな秋色を使ってみましょう?」
利用者さん:
「松林で拾ったよ」
介護士:
「松の木の下にたくさん落ちていたんですね。」
さらに:
「誰と一緒に拾いに行きましたか?」
利用者さん:
「人形は布で作ったよ」
介護士:
「布を使った人形が身近だったんですね。」
さらに:
「どんな模様や色の布を使いましたか?」
利用者さん:
「縁側が懐かしいね」
介護士:
「縁側で過ごす時間を思い出されたんですね。」
さらに:
「日なたで何をして過ごすことが多かったですか?」
5.介護士が知っておきたいポイント
素材の記憶を広げる
松ぼっくりに限定せず、どんぐり、布、紙、土など本人に馴染みのある材料へ話題を移します。
作品を子ども扱いしない
昔の工作を扱うときも、幼い口調で褒めすぎず、一人の大人の記憶として丁寧に聞きます。
模様は省略してよい
松ぼっくりの鱗片を全部塗る必要はありません。数か所だけ色を付けたり、籠や服を中心に塗ったりして構いません。
6.松ぼっくり人形作りにまつわる年代別の出来事・暮らし
明治〜大正期
自然の中で拾える木の実や松ぼっくりは、遊びや飾りの材料になりました。道具が少なくても形を見立てて楽しめました。
昭和初期
家庭や学校で、身近な材料を使った手仕事が行われました。縁側や土間が作業場所になることもありました。
昭和後期
画材や接着剤が手に入りやすくなり、季節の工作としてさまざまな人形や飾りが作られました。
平成〜令和
松ぼっくり工作は世代を問わず楽しめる季節活動です。昔の材料集めや家の作業場所を聞くきっかけにもなります。
思い出の有無や内容は人それぞれです。答えを求めず、本人が話したい記憶をゆっくり聞いてください。








