1.塗り絵の説明
昔ながらの家の縁側で、祖父と子どもが一匹の柴犬をやさしく撫でる場面です。柴犬、縁側、水入れ、草履、庭の木を見やすく描き、家で飼った犬や近所の犬との思い出につながる構図にしました。
縁側の柴犬から、犬の名前、散歩、番犬、餌、犬小屋、学校から帰ったときに迎えてくれた様子へ会話を広げられます。動物や自然との関わりを思い出しながら、本人の記憶や好みに合わせて無理なく楽しめます。
犬を飼った経験がない方には、近所で見かけた犬や好きな動物を尋ねてください。
2.画像
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色見本と同じ色に塗る必要はありません。本人が選んだ色や好きな色を大切にしてください。
3.塗り絵を始めるときの声かけ
- 「祖父と子どもが縁側で柴犬を撫でる絵があります。見てみませんか?」
- 「柴犬と庭の木、どちらから塗ってみましょうか?」
- 「柴犬は薄茶色と白を分けると、毛並みが分かりやすくなりますよ。」
- 「背景や服は、好きな色で大丈夫です。」
- 「経験がなくても、近所で見かけた犬のお話だけで大丈夫です。」
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4.塗り絵中の声かけ
- 「子どもの頃に犬を飼っていましたか?」
- 「犬にはどんな名前を付けましたか?」
- 「散歩は誰が担当しましたか?」
- 「犬小屋はどこに置いていましたか?」
- 「家へ帰ると、どんな様子で迎えてくれましたか?」
- 「犬が苦手だったことはありますか?」
- 「柴犬と庭には、どんな色を使いましょう?」
利用者さん:
「玄関まで迎えに来たよ」
介護士:
「帰りを待ってくれる大切な家族だったんですね。」
さらに:
「しっぽを振る様子を覚えていますか?」
利用者さん:
「散歩は私の役目だったよ」
介護士:
「毎日の世話を任されていたんですね。」
さらに:
「どんな道を歩きましたか?」
利用者さん:
「犬は少し怖かったよ」
介護士:
「無理に近づかず見ていた方もいますよね。」
さらに:
「見るだけなら好きな動物はありますか?」
5.介護士が知っておきたいポイント
動物への感じ方を尊重する
犬が好きな方ばかりではありません。吠え声や噛まれた記憶が負担になる場合は、庭や縁側など別の話題へ移ります。
経験を決めつけない
同じ年代でも、育った地域、家庭、仕事、体調によって動物との関わりは異なります。知らない、見たことがないという答えも尊重し、別の話題へ自然に移ります。
塗りやすい所から始める
柴犬の背中や服など大きな面から塗り、細かな毛並みは残しても構いません。
6.縁側の柴犬にまつわる年代別の出来事・暮らし
明治〜大正期
犬は狩りや見張りを助ける身近な動物として、人の暮らしと関わってきました。
昭和初期
農家や町家では番犬として飼われ、子どもが餌や散歩を手伝うことがありました。
昭和後期
室内で家族の一員として暮らす犬が増え、飼い方や予防医療も変化しました。
平成〜令和
動物福祉や適正飼育への意識が広がっています。絵から犬と過ごした日々を振り返れます。
思い出の有無や内容は人それぞれです。答えを求めず、本人が話したい記憶をゆっくり聞いてください。








