1.塗り絵の説明
冬の畳の部屋で、三毛猫がこたつ布団の前の座布団に丸くなり、祖母と子どもが見守る場面です。三毛猫、こたつ、みかん籠、障子を大きく描き、寒い日に家族と動物が集まった記憶につながる構図にしました。
こたつの三毛猫から、猫の名前、寝場所、ねずみ捕り、みかん、冬の団らん、猫の温かさへ会話を広げられます。動物や自然との関わりを思い出しながら、本人の記憶や好みに合わせて無理なく楽しめます。
猫を飼わなかった方には、冬のこたつ、家で過ごした夜、近所で見かけた猫を尋ねてください。
2.画像
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色見本と同じ色に塗る必要はありません。本人が選んだ色や好きな色を大切にしてください。
3.塗り絵を始めるときの声かけ
- 「祖母と子どもがこたつの三毛猫を見守る絵があります。見てみませんか?」
- 「三毛猫とこたつ布団、どちらから塗ってみましょうか?」
- 「三毛猫は白を残し、茶色と黒を少しずつ置くと模様が映えますよ。」
- 「背景や服は、好きな色で大丈夫です。」
- 「経験がなくても、冬のこたつやみかんのお話だけで大丈夫です。」
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4.塗り絵中の声かけ
- 「猫を飼ったことはありますか?」
- 「猫は家のどこで眠っていましたか?」
- 「どんな鳴き声や癖を覚えていますか?」
- 「こたつに猫が入ることはありましたか?」
- 「猫がねずみを捕ることはありましたか?」
- 「冬の夜は家族で何をして過ごしましたか?」
- 「三毛模様とこたつ布団には、どんな色を使いましょう?」
利用者さん:
「布団の上で丸くなったよ」
介護士:
「安心できるお気に入りの場所だったんですね。」
さらに:
「触ると温かかったですか?」
利用者さん:
「ねずみを捕ったよ」
介護士:
「家を守る役目もしていた猫だったんですね。」
さらに:
「家族はどんな反応をしましたか?」
利用者さん:
「猫は飼わなかったよ」
介護士:
「家によって動物との関わり方は違いますよね。」
さらに:
「冬はこたつで何をして過ごしましたか?」
5.介護士が知っておきたいポイント
苦手な記憶を無理に聞かない
猫の爪、病気、別れなどの記憶がよみがえる場合があります。表情を見ながら、みかんやこたつの話に切り替えます。
経験を決めつけない
同じ年代でも、育った地域、家庭、仕事、体調によって動物との関わりは異なります。知らない、見たことがないという答えも尊重し、別の話題へ自然に移ります。
塗りやすい所から始める
猫の模様はすべて再現せず、白い部分を多く残して好きな場所だけ色を付けても十分です。
6.こたつの三毛猫にまつわる年代別の出来事・暮らし
明治〜大正期
猫は穀物や食べ物をねずみから守る存在として、家や店で飼われてきました。
昭和初期
町家や農家で自由に出入りする猫も多く、冬はかまどやこたつの近くで暖を取りました。
昭和後期
完全室内飼育や専用の餌が広がり、家族としての位置づけが強まりました。
平成〜令和
安全な室内環境や健康管理が重視されています。絵から猫と冬の団らんを振り返れます。
思い出の有無や内容は人それぞれです。答えを求めず、本人が話したい記憶をゆっくり聞いてください。








