1.塗り絵の説明
昔の日本家屋で、木の鳥籠の中にいる文鳥が浅い器で水浴びし、子どもと大人が見守る場面です。文鳥、水しぶき、餌入れ、鳥籠を大きく描き、小鳥の世話をした記憶につながる構図にしました。
文鳥の水浴びから、鳥の名前、籠の掃除、餌や水、手乗り、鳴き声、家で飼った小鳥へ会話を広げられます。動物や自然との関わりを思い出しながら、本人の記憶や好みに合わせて無理なく楽しめます。
文鳥に馴染みがない方には、十姉妹、カナリア、ニワトリなど身近だった鳥を尋ねてください。
2.画像
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色見本と同じ色に塗る必要はありません。本人が選んだ色や好きな色を大切にしてください。
3.塗り絵を始めるときの声かけ
- 「文鳥が鳥籠の中で水浴びする絵があります。見てみませんか?」
- 「文鳥と水しぶき、どちらから塗ってみましょうか?」
- 「文鳥の白い部分を残し、頭や翼にやさしい茶色を入れると見やすくなりますよ。」
- 「背景や服は、好きな色で大丈夫です。」
- 「経験がなくても、家で見た小鳥や鳥の鳴き声のお話だけで大丈夫です。」
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4.塗り絵中の声かけ
- 「文鳥や小鳥を飼ったことはありますか?」
- 「鳥にはどんな名前を付けましたか?」
- 「水浴びの様子を見たことはありますか?」
- 「餌や水は誰が替えましたか?」
- 「手や肩に乗る鳥でしたか?」
- 「どんな鳴き声を覚えていますか?」
- 「文鳥と鳥籠には、どんな色を使いましょう?」
利用者さん:
「手に乗ったよ」
介護士:
「人に慣れたかわいらしい鳥だったんですね。」
さらに:
「名前を呼ぶと来ましたか?」
利用者さん:
「籠の掃除をしたよ」
介護士:
「毎日の世話をきちんと続けていたんですね。」
さらに:
「餌は何をあげましたか?」
利用者さん:
「ニワトリなら飼ったよ」
介護士:
「身近だった鳥は地域や家で違いますよね。」
さらに:
「卵を集める手伝いをしましたか?」
5.介護士が知っておきたいポイント
現在の飼育方法を決めつけない
昔の飼い方と現在の適正飼育は異なる場合があります。思い出として聞き、飼育の助言や評価はしません。
経験を決めつけない
同じ年代でも、育った地域、家庭、仕事、体調によって動物との関わりは異なります。知らない、見たことがないという答えも尊重し、別の話題へ自然に移ります。
塗りやすい所から始める
水しぶきは青を薄く置くだけにし、文鳥と器を中心に塗るとまとまります。
6.文鳥の水浴びにまつわる年代別の出来事・暮らし
明治〜大正期
小鳥は鳴き声や姿を楽しむ身近な飼い鳥として親しまれました。
昭和初期
文鳥や十姉妹を木や竹の籠で飼い、子どもが餌や水を替えることがありました。
昭和後期
金属製の籠や専用餌が普及し、飼育用品の選択肢が増えました。
平成〜令和
温度、食事、診療など小鳥の健康管理が重視されています。絵から鳥の声や世話を振り返れます。
思い出の有無や内容は人それぞれです。答えを求めず、本人が話したい記憶をゆっくり聞いてください。








