1.塗り絵の説明
秋の日差しが入る図書室で、椅子に座って本を読む人を描いた11月の塗り絵です。主役を大きくし、背景を簡略化しているため、介護施設やデイサービスでも取り組みやすい構成です。
色見本は一例です。本人が選んだ色や好きな色を大切にできます。 学校図書室、貸本屋、秋の読書をきっかけに、本人の言葉から無理なく会話を広げられます。
2.画像
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色見本と同じ色に塗る必要はありません。本人が選んだ色や好きな色を大切にしてください。
3.塗り絵を始めるときの声かけ
・今日は文化の日の読書の絵があります。よかったら見てみませんか?
・主役と背景では、どちらから塗ってみたいですか?
・本の表紙のえんじや紺、木の机の茶、窓辺の秋色の中から、気になる色を選んでみますか?
・好きな色を何本か、そばに置いてみましょうか?
・お話をしながら眺めるだけでも大丈夫ですよ。
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4.塗り絵中の声かけ
・本の表紙のえんじや紺、木の机の茶、窓辺の秋色では、どの色がいちばん気になりますか?
・この絵から、学校図書室、貸本屋、秋の読書について思い浮かぶことはありますか?
・この場面には、どんな音が聞こえてきそうでしょう。
・主役を目立たせるなら、周りにはどんな色を使ってみますか?
・このあと、絵の中ではどんなことが起こりそうですか?
・疲れたら手を休めて、絵を眺めるだけでも大丈夫です。
利用者さん:
「小説をよく読んだ」
介護士:
「物語の世界に入る時間が好きだったのですね」
さらに:
「どんな雰囲気の話を選ぶことが多かったですか?」
利用者さん:
「貸本屋へ行ったよ」
介護士:
「本を選ぶ時間も楽しみだったでしょうね」
さらに:
「店には漫画や雑誌もありましたか?」
利用者さん:
「窓辺で読むと気持ちいい」
介護士:
「秋の日差しがやわらかそうですね」
さらに:
「飲み物を用意するなら何がよいですか?」
5.介護士が知っておきたいポイント
色を訂正せず、完成を急がせず、本人のペースを尊重します。少し塗って終えることや、会話だけで楽しむことも大切な参加です。
「覚えていますか?」を繰り返したり、昔の暮らしを職員側で決めつけたりせず、本人が話した内容を起点にします。思い出が出なくても、今見えている形や色について話せます。
手や目が疲れていないか、色鉛筆を持ちにくそうではないか、絵が見えにくそうではないかを確認します。必要なら太い色鉛筆や滑り止めを用意します。読書習慣や文字の見え方には個人差があります。本の題名を尋ねるより、表紙の色や読む場所から会話を始めます。
6.文化の日の読書にまつわる年代別の出来事・暮らし
昭和23年(1948年)
11月3日は自由と平和を愛し、文化をすすめる趣旨の文化の日として定められました。
昭和30年代(1955〜1964年)
学校図書館や地域の図書館、貸本屋などで本に親しんだ経験を持つ人も多くいます。
昭和50年代(1975〜1984年)
公共図書館の利用が広がり、読書会や文化行事など本を通じた交流も行われました。








