1.塗り絵の説明
二人の高齢者が湖畔のベンチに座り、水面の三羽の白鳥と空から近づく一羽を眺める場面の塗り絵です。白鳥、水面、人物を大きく描き、細かな羽毛や水草を省きました。
白鳥の姿から、冬鳥、湖への外出、故郷の水辺、寒くなる前の景色へ会話を広げられます。11月の生き物や自然風景を題材にしたレクリエーションに使えます。
白鳥が飛来する時期や場所は地域によって異なります。実際に見た経験を求めず、鴨、鶴、海鳥など、本人に馴染みのある鳥の話へつなげてください。
2.画像
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色見本と同じ色に塗る必要はありません。本人が選んだ色や好きな色を大切にしてください。
3.塗り絵を始めるときの声かけ
- 「湖に白鳥がやって来た絵があります。見てみませんか?」
- 「白鳥と湖、どちらから塗ってみましょうか?」
- 「水面は青以外の色を混ぜてもきれいですね。」
- 「二人の服は、暖かそうな色にしてもよさそうです。」
- 「今日は鳥や水辺のお話だけでも大丈夫です。」
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4.塗り絵中の声かけ
- 「三羽の中では、どの白鳥が一番目に入りますか?」
- 「湖は、どんな色にしてみましょうか?」
- 「冬になると見かけた鳥はいますか?」
- 「湖や池へ出かけたことはありますか?」
- 「白鳥は、どんな声で鳴くと思いますか?」
- 「ベンチの二人は、何を話しているのでしょうね。」
- 「遠くの山は、秋色と冬色のどちらにしてみましょうか?」
利用者さん:
「近くの池に白鳥が来たよ」
介護士:
「近くで見られたんですね。どんな池でしたか?」
さらに:
「毎年見に行く人も多かったですか?」
利用者さん:
「鴨なら見たことがある」
介護士:
「鴨を見たことがあるんですね。どんな場所でしたか?」
さらに:
「ほかには、どんな鳥が一緒にいましたか?」
利用者さん:
「湖より海が好き」
介護士:
「海の景色がお好きなんですね。」
さらに:
「よく行った海や、海辺で楽しんだことはありますか?」
5.介護士が知っておきたいポイント
白鳥や水の色を限定しない
白鳥に淡い色を加えたり、湖を紫や緑にしたりしても訂正しません。本物らしさより、本人が気持ちよく色を選べているかを大切にします。
鳥を見た経験を前提にしない
白鳥が身近でない地域もあります。「見ましたよね」と尋ねず、鴨、海鳥、庭に来た小鳥などへ話題を変えます。
静かな場面を会話だけでも楽しむ
手が止まっても急かさず、水面や山を眺めながら話す時間にします。疲れ、持ちにくさ、見えにくさがないかも確認します。
6.白鳥の飛来にまつわる年代別の出来事・暮らし
昭和20〜30年代(1945〜1964年)
湖や川の近くでは、季節によって渡ってくる鳥の姿が冬の訪れを知らせることがありました。見られる鳥や時期には地域差があります。
昭和40〜50年代(1965〜1984年)
公園や湖畔へ出かける機会が増え、家族で水鳥を眺めたり、写真を撮ったりする人もいました。
平成(1989〜2019年)
白鳥の飛来地が冬の観光や自然観察の場所として紹介される機会が増えました。自然環境を守る活動も各地で続けられました。
令和(2019年〜)
実際に出かけるほか、映像、写真、塗り絵などでも冬鳥の姿を楽しめます。白鳥を見たことがなくても、故郷の水辺や鳥の声から会話を始められます。








