【11月】日光の神橋を眺める道の塗り絵

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1.塗り絵の説明

日光の神橋を眺める道を題材にした、11月の高齢者向け塗り絵です。昭和20年代後半の街や外出の雰囲気をイメージし、子どもが見た店先や家族とのひとときを描いています。特定の年の実景をそのまま写したものではありません。

神橋、川、紅葉の山などを、色を選びやすい広い面で見られる構成にしています。秋の色や服の色は、見本に合わせず自由に楽しめます。介護施設やデイサービスでは、短い時間の塗り絵や、絵を見ながらの会話にも使えます。

日光で見た橋や、家族と眺めた山の景色などが会話のきっかけになることもあります。思い出を話しても、話さずに塗っても大丈夫です。描かれた子どもを今の利用者さん自身として決めつけず、その人が絵から感じたことを大切にしてください。

2.画像

昭和20年代後半の11月をイメージした日光の神橋を眺める道の白黒塗り絵 昭和20年代後半の11月をイメージした日光の神橋を眺める道の塗り絵の着色見本

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色見本と同じ色に塗る必要はありません。本人が選んだ色や好きな色を大切にしてください。

3.塗り絵を始めるときの声かけ

– 「今日は「日光の神橋を眺める道」の絵があります。よかったら見てみませんか?」
– 「神橋や川がありますね。気になるところから塗ってみましょうか?」
– 「使ってみたい色はありますか?一緒に選んでもいいですよ。」
– 「少し塗るだけでも、絵を見るだけでも大丈夫ですよ。」
– 「塗りながらお話ししても、静かに楽しんでもいいですよ。」

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4.塗り絵中の声かけ

– 「神橋には、どんな色を使ってみましょうか?」
– 「川にも色が入りましたね。続けるなら、どこにしましょうか?」
– 「紅葉の山はお好きな色にしてもいいですね。」
– 「秋のお出かけには、どんな上着を着ていましたか?」
– 「どの景色が心に残っていますか?」
– 「道中は何に乗って行きましたか?」
– 「山あいのひんやりした空気を思い浮かべることはありますか?」
– 「少し手を休めましょうか?続きはまたでも大丈夫ですよ。」

会話を広げる例1

利用者さん:「日光の紅葉を見に行ったことがある」

介護士:「どの景色が心に残っていますか?」

さらに:「道中は何に乗って行きましたか?」

会話を広げる例2

利用者さん:「そこには行ったことがないけれど、景色は見てみたい」

介護士:「見てみたい景色なんですね。絵のどんなところが気になりますか?」

さらに:「よかったら、お好きな色でその景色を作ってみましょうか?」

会話を広げる例3

利用者さん:「出かけたあとは家で話をしたね」

介護士:「帰ってからもお話を楽しんだんですね。どんなことを話しましたか?」

さらに:「その時、一緒に聞いていた方のお話も、よければ聞かせてください。」

会話例は決まった順番で尋ねるための台本ではありません。本人が話した言葉を一つ拾い、答えを待ちながら自然につなげてください。話が出ない時は、色や絵の形の話だけでも構いません。

5.介護士が知っておきたいポイント

色とペースを本人に任せる

色を訂正せず、完成を急がせないことを基本にします。神橋の色が現実と違っても、その色を選んだ楽しさを尊重してください。白い部分を残したまま終えても構いません。

昔の暮らしを決めつけない

「覚えていますか?」を繰り返したり、「昔はみんなこうでした」と職員側の知識を押しつけたりしないでください。描かれた時代や地域と違う思い出が出ても、本人の話をそのまま聞きます。終戦前後の話題でつらい経験が浮かぶこともあるため、無理に聞き出さず、今の色選びや別の話へ移っても構いません。

無理なく楽しめているかを見る

目を細める、紙を極端に近づける、色鉛筆を何度も持ち直す、手を止めるなどの様子に気づいたら、照明や紙の置き方、使う道具、休憩の取り方を本人と相談します。疲れや見えにくさを我慢させず、少し塗るだけでも、会話だけでもよい時間にしてください。診断や機能評価のための課題として扱いません。

外出や旅行の経験には差があります。「みんな行きましたよね」と決めつけず、行かなかった理由を尋ねることも避けます。絵を見て感じたことや、好きな景色の話だけでも構いません。

6.日光の神橋を眺める道にまつわる年代別の出来事・暮らし

昭和10年代(1935〜1944年)

寺社の門前や古い町の通りは、参拝や旅、地域の暮らしの場でもありました。観光地の景色を知っていても、訪れた年代や理由は人によって違います。この時期は戦争の影響もあり、安心して出かけられる状況や生活の余裕は一様ではありませんでした。

昭和20年代(1945〜1954年)

終戦の年を含み、旅や外出の状況も大きく変わった時期です。この絵は昭和20年代後半の雰囲気を参考にしています。特定の年の建物、店の営業、実際の人出までを再現した資料画像ではありません。

昭和30年代(1955〜1964年)

行楽や団体での旅行、家族での外出など、旅の思い出はさまざまです。この絵から後の年代の経験を話しても構いません。訪れたことがない人は、絵の色や形を楽しむだけでも十分です。神橋や川から別の時代の話につながった時は、年代を正解・不正解で確かめる必要はありません。

年代をまたいで楽しむ会話

11月の気温や紅葉の時期にも地域差があります。秋の上着、帰り道、店の人の声など、本人にとって身近な話題を選んでください。絵の年代より、本人の経験を会話の起点にすることで、塗り絵を無理のないひとときとして使えます。

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