「同じ声かけでも通じない日がある、不安だと感じてる方はいらっしゃいますよね?」
これは、認知症の声掛けシリーズ第2弾です。今回のテーマは「レビー小体型認知症(DLB)」に焦点を当てます。
DLBは、日によって反応が変わる“認知の変動”、繰り返す幻視、パーキンソニズムが特徴です。日本神経学会の診療ガイドラインでは、これらがDLBの中核的特徴とされています。厚生労働省の資料では、幻視を強く否定せず、時間帯や環境に配慮することが推奨されています。
また、池田学らの研究では短い発話で一つずつ伝え、相手のペースに合わせて待つことが有用と報告されています。この記事では、こうしたエビデンスを基に、安心につながる声掛けを整理します。

結論
安心づくりの実践目安として「否定しない・急かさない・予告する」が有用です。
日本神経学会のガイドラインでは「認知の変動」への配慮が必要とされています。厚生労働省の資料では、幻視場面での強い否定は避け、まず安全確認と環境調整を行うように示されています。さらに、池田学らの研究では、状態が整う時間帯を選び、短く具体的に伝え、返答を待つ関わりが有効であると言われています。
💡この記事を読んで分かる事
レビー小体型認知症の特徴に合わせた「否定しない・急かさない・予告する」の具体的な声掛け、時間帯の選び方、環境調整の工夫が分かります。日本神経学会の診療ガイドライン、厚生労働省の資料、池田学らの研究を根拠に、場面別のフレーズと実践のポイントを整理します。
🔷結論:安心は「否定しない・急かさない・予告する」でつくれる
「同じ声かけでも今日は通じない…」そんな揺らぎに向き合うとき、安心をつくる3原則が助けになります。エビデンスの趣旨を実務要約し、すぐ現場で使える実装に落とし込みます。

🔶まず何をすればいいか(結論の実装)
最初に名乗り+目的+所要時間を予告し、一指示一動作で短く伝え、返答を待つのが基本です。日本神経学会のガイドラインでは、レビー小体型認知症は認知の変動が中核であると言われています。つまり処理速度や明瞭さが揺れるため、短く・区切って・待つ戦略が理にかないます。歩行や更衣では「3歩だけ」「ここで止まります」などの小目標・合図語を共有すると、緊張と転倒リスクを下げやすくなります。
※エビデンス
日本神経学会
認知症疾患診療ガイドライン2017 第7章 レビー小体型認知症
DLBの中核的特徴として「認知の変動」「繰り返す具体的幻視」「パーキンソニズム」を提示。支持的特徴に転倒・自律神経障害・抗精神病薬過敏性等を列挙。症状の波に配慮した評価・関わりが必要と整理され、ケア設計で「短く区切る・待つ」意義を裏づける。
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_07.pdf
🔶幻視への受け止めと環境調整
幻視は強く否定せず、「私は見えませんが、安全だけ一緒に確かめましょう」と進めます🕊️。厚生労働省のマニュアルでは、不快や危険がなければ様子を見る/環境を整える対応がよいと言っています。照度を上げ、影や掛け物・柄物などの誤認トリガーを減らすと不安が下がります。「お茶を飲みましょう」など注意転換の提案も有効です。
※エビデンス
被災した認知症の人と家族の支援マニュアル<介護用 詳細版>
危険や強い不快がなければ強い否定を避けつつ様子を見ること、安心を与える声かけと環境調整(照度確保・誤認要因の除去)や注意転換の有効性を明記。
https://www.mhlw.go.jp/content/001484918.pdf
🔶時間帯を選ぶコミュニケーション
状態が整う時間帯に要点を伝え、整っていない時間は見守りを増やすのがコツです。池田学らの研究では、認知症のコミュニケーションでは相手のペースに合わせて反応を待つことが重要と言っています。DLBの注意・明瞭さの波を前提に、朝など調子のよい時間に説明や合意形成を行うと通じやすく、夜間は刺激を減らす方針が有効です。
※エビデンス
日本高次脳機能障害学会(学会誌『高次脳機能研究』)
池田 学「認知症者のコミュニケーション」
神経変性疾患に伴うコミュニケーション困難の特徴を総説し、短い発話・相手のペースに合わせた待機が理解を支えると論じる。時間帯・覚醒度の差に応じた関わりの調整が推奨され、DLBでの「待つ」戦略の妥当性を示唆。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/35/3/35_292/_pdf
落ち着いた声で予告→一指示一動作→待つを回すだけで、安心は大きく変わります。次のセクションでは、実際の場面で使えるフレーズと注意点を具体的に整理します。
🔷事例:現場で起きやすい“安心回復”のケース
「同じ声かけでも今日は通じない…」そんなときに役立つ、安心を取り戻す関わり方を3つの場面で整理します。エビデンスに沿って、統一フレーズで実装します。

🔶幻視への受け止めと環境調整
まず「そう感じたのですね。私は見えていません。安全だけ一緒に確かめます。」と伝え、照明を少し明るくします。
「今から照明を上げます。所要時間の目安を先にお伝えします。実際の時間は状態に合わせて調整します。よろしいですか。」と予告→一指示一動作→待つを徹底します。日本神経学会のガイドラインでは幻視が中核的特徴と言われています。厚生労働省のガイドブックでは、危険や強い不快がなければ強い否定を避け、環境調整や安心の提供が示されています。
- 実装メモ:
- 誘導語:「こちらに座ります。返答をお待ちします。」
- 誤認源:壁のコート・柄カーテン・影を先に除去
※エビデンス
厚生労働省
Q&Aでわかる 専門職のための認知症の家族等介護者支援ガイドブック
DLBの家族支援として、認知の動揺への時間帯配慮、幻視は否定しない、危険がなければ安心の提供と環境調整、転倒への見守り、薬剤過敏性への配慮を記載。実践の流れをQ&Aで提示する。
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001323583.pdf
🔶立位・歩行の“予告と小目標”
起立で固まる場面では「今から立ち上がります。所要時間の目安を先にお伝えします。実際の時間は状態に合わせて調整します。よろしいですか。」→「右肩に触れます。」→「目安として3歩進みます。(状態に合わせて調整します。)」と段階化します。停止合図は「ここで止まります。」で統一。日本神経学会のガイドラインではパーキンソニズムと転倒が注意点と言われています。小目標と合図語の共有は、緊張とリスクを下げる具体策です。
- 実装メモ:
- 立位前:足幅を広げます。返答をお待ちします。
- 移動中:「次の印まで進みます。」(床に視覚的目印を設定)🙂
※エビデンス
日本神経学会
認知症疾患診療ガイドライン2017 第7章 レビー小体型認知症
中核的特徴に認知の変動・繰り返す具体的幻視・パーキンソニズム。支持的特徴として姿勢不安定・繰り返す転倒・高度の自律機能障害・抗精神病薬過敏性等を列挙。転倒リスクを想定した関わりの必要性を示す。
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_07.pdf
🔶返答が遅いときは“短く伝えて待つ”
質問は短文で一つずつ。「お茶にします。よろしいですか。返答をお待ちします。」と区切り、数十秒の無言を許容。池田学らの研究では、認知症のコミュニケーションは短い発話と待機が理解を支えると言っています。DLBの認知の変動を前提に、整う時間帯に要点を伝えるのが妥当です。
- 実装メモ:
- 言い換え:「お茶」→「温かいお茶」→「今ここで飲みます」
- 反応なし:視線合わせ→再提示→再度待機
※エビデンス
日本高次脳機能障害学会(学会誌:高次脳機能研究)
池田 学「認知症者のコミュニケーション」
変性性認知症におけるコミュニケーションの困難を総説。短い発話・相手のペースに合わせた待機、覚醒・注意の差に応じた関わりを提案。DLBでも“待つ”戦略の妥当性を示唆する。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/35/3/35_292/_pdf
小さな一歩でも、予告→一指示一動作→待つを回すと安心は積み上がります。次のセクションでは、なぜこの方法が有効かを病態とガイドラインから整理します。
🔷理由:なぜこの声掛けが有効か――病態と公的エビデンス
「否定しない・急かさない・予告する」は、DLBの症状特性に対応した合理的な方法です。ガイドラインや論文の根拠に基づき、作用点を明確に整理します。

🔶認知の変動には「短く区切って待つ」
DLBは注意や明瞭さの波が特徴です。日本神経学会のガイドラインでは中核的特徴として認知の変動が挙げられています。短く伝え、処理時間を確保すると理解機会が保たれます🙂。予告 → 一指示一動作 → 待つは、この波に合わせた基本戦略です。
※エビデンス
日本神経学会
認知症疾患診療ガイドライン2017 第7章 レビー小体型認知症
DLBの中核的特徴として「認知の変動」「繰り返す具体的幻視」「パーキンソニズム」を提示。支持的特徴に自律神経障害や転倒、抗精神病薬過敏性などを記載。症状の波を前提に、関わりは情報量の調整と時間配分が重要と解釈できる内容です。
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_07.pdf
🔶幻視には「否定せず、安心と環境調整」
幻視はDLBで頻出します。強い否定は避けること、安全確認と環境調整(照度・影・柄)を先に行うことが実践的です。厚生労働省の資料では、危険や強い不快がなければ様子を見ること、安心の提供を重視する姿勢が示されています。
※エビデンス
厚生労働省
Q&Aでわかる 専門職のための認知症の家族等介護者支援ガイドブック
家族・専門職のための対応指針をQ&A形式で提示。幻視場面では強い否定を控え、安心を与えつつ環境を整える方向性が示されています。時間帯配慮や転倒への見守り、薬剤過敏性への注意など、DLBに適した非薬物的対応が整理されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001323583.pdf
🔶パーキンソニズムには「小目標と合図語」
DLBでは動作緩慢・すくみ足・姿勢不安定が起こりやすく、転倒リスクが上がります。「3歩だけ」「ここで止まります」など小目標と合図語を共有すると、力みを減らし安全に寄与します🚶♀️。ガイドラインでは転倒に注意が必要と言われています。
※エビデンス
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター
レビー小体病、パーキンソン症候群、アルツハイマー型認知症の違い
DLBの特徴として運動緩慢・姿勢不安定と幻視、認知機能の揺らぎが整理され、アルツハイマー型との違いを明確化。運動症状に伴う転倒リスクへの配慮が必要で、段階化した関わりが実務上有用であることを理解できます。
https://www.ncgg.go.jp/dementia/cause/004.html
🔶時間帯配慮と「待つ」は理解を支える
覚醒・注意が整う時間に要点を伝えると、意思疎通が成立しやすくなります。池田 学の研究では、認知症コミュニケーションは短い発話と待機が有用と言っています⏳。DLBの波に合わせ、刺激を減らす時間と伝える時間を切り替える方針が妥当です。
※エビデンス
日本高次脳機能障害学会(学会誌:高次脳機能研究)
池田 学「認知症者のコミュニケーション」
神経変性疾患におけるコミュニケーションの要点を総説。短い発話、相手のペースに合わせた待機、時間帯・覚醒度に基づく調整の重要性を論じています。DLBの認知の変動を踏まえた「待つ」戦略の妥当性が示唆されます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/35/3/35_292/_pdf
症状の波・幻視・運動症状というDLBの特性に合わせ、予告 → 一指示一動作 → 待つを基軸にすると、安心と安全が両立します。次は「よくある質問」を統一フレーズで整理します。
🔷よくある質問(FAQ)
- Qレビー小体型認知症の幻視に、否定せずにどう声かけすればいいですか?
- A
「そう感じたのですね。私は見えていません。安全だけ一緒に確かめます。」と伝え、「今から照明を上げます。所要時間は1分です。よろしいですか。」と予告 → 一指示一動作 → 待つを徹底します。危険や強い不快がなければ、強い否定は避け、照度や影・柄などの環境調整を先に行います。
※エビデンス
厚生労働省
Q&Aでわかる 専門職のための認知症の家族等介護者支援ガイドブック
幻視場面では、強い否定よりも安心の提供と環境調整、危険がなければ様子を見る対応を推奨。家族・専門職が実務で用いる配慮(時間帯・転倒・薬剤過敏性の注意)をQ&A形式で整理。
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001323583.pdf
- Qレビー小体型認知症では、どの時間帯に声かけをすると通じやすいですか?
- A
覚醒・注意が整う時間帯に要点を短く伝え、返答を待つのが有用です。「今から説明します。所要時間の目安を先にお伝えします。実際の時間は状態に合わせて調整します。よろしいですか。」のように予告し、理解が難しい時間は刺激を減らして見守りに切り替えます。
※エビデンス
日本高次脳機能障害学会(学会誌:高次脳機能研究)
池田 学「認知症者のコミュニケーション」
神経変性疾患のコミュニケーションを総説。短い発話と相手のペースに合わせた待機、覚醒・注意の差に応じた時間帯配慮が有用と論じ、DLBの「認知の変動」を踏まえた対応の妥当性を示唆。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/35/3/35_292/_pdf
- Q歩行や立ち上がりが不安定なとき、どんな声かけが安全ですか?
- A
「今から立ち上がります。所要時間は1分です。よろしいですか。」→「右肩に触れます。」→「3歩だけ進みます。」→「ここで止まります。」と段階化します。小目標と合図語の共有で力みを減らし、転倒リスクに備えます。
※エビデンス
日本神経学会
認知症疾患診療ガイドライン2017 第7章 レビー小体型認知症
DLBの中核的特徴(認知の変動・繰り返す具体的幻視・パーキンソニズム)と支持的特徴(姿勢不安定・繰り返す転倒など)を提示。運動症状を前提に、転倒を見越した段階的関わりの必要性が示される。
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_07.pdf
- Q家族が日常で避けたほうがよい声かけは何ですか?
- A
急かす・不意打ち・強い否定は避けます。推奨は「予告 → 一指示一動作 → 待つ」です。例:「今から上着を着ます。所要時間は2分です。よろしいですか。」/「右腕から通します。」/「返答をお待ちします。」。
※エビデンス
厚生労働省
Q&Aでわかる 専門職のための認知症の家族等介護者支援ガイドブック
対立や不安を強める関わりを避け、安心提供と環境調整、時間帯配慮を推奨。家族が実施可能な具体フレーズと留意点を示し、生活場面での非薬物的対応の優先を位置づける。
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001323583.pdf
- Q混乱が強い・夜間に困る場合、薬や受診はどう考えればよいですか?
- A
非薬物的関わりを優先しつつ、転倒や安全の問題がある/生活に支障が大きい場合は専門医へ相談します。DLBは抗精神病薬に過敏なことがあり、薬剤調整は専門的判断が推奨されます。
※エビデンス
日本神経学会
認知症疾患診療ガイドライン2017 第7章 レビー小体型認知症
示唆的特徴として抗精神病薬に対する重篤な過敏性を明記。薬物療法のリスクを踏まえ、非薬物的対応の重要性と専門医による評価・調整の必要性が強調されている。
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_07.pdf
🔷まとめ:明日から実践する“安心プロトコル”
「同じ声かけでも今日は通じにくい…」と感じたら、基本に戻ります。予告 → 一指示一動作 → 待つを軸に、環境と時間帯を整える方針で進めます。
🔶要点の再確認(3原則を固定する)
否定しない・急かさない・予告するを統一フレーズで運用します🙂。DLBは認知の変動・繰り返す具体的幻視・パーキンソニズムが中核と言われています。したがって、短く区切って伝え、処理時間を確保し、幻視は強い否定を避けて安全確認と環境調整を優先します。
※エビデンス
日本神経学会
認知症疾患診療ガイドライン2017 第7章 レビー小体型認知症
DLBの中核的特徴と支持的特徴(転倒・自律神経症状・薬剤過敏性等)を整理。波に配慮した情報提供と時間配分、転倒を想定した関わりの重要性が読み取れる。
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_07.pdf
🔶今日からできる実装(テンプレで始める)
はじめに「今から〇〇をします。所要時間は〇分です。よろしいですか。」と予告。次に「右肩に触れます。」など一指示一動作で伝え、「返答をお待ちします。」で待つ。幻視では「そう感じたのですね。私は見えていません。安全だけ一緒に確かめます。」と受け止め、照度と影・柄を調整します。
※エビデンス
厚生労働省
Q&Aでわかる 専門職のための認知症の家族等介護者支援ガイドブック
幻視への強い否定回避、安心の提供、環境調整、時間帯配慮を実務の流れとして示す。家族・専門職の共通言語づくりに活用できる内容。
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001323583.pdf
🔶チームで統一(申し送りと環境の標準化)
成功したフレーズと合図語(進む/止まる)、環境の調整点(照明・影・吊り物)を申し送りで固定します📋。覚醒・注意が整う時間帯の把握を共有し、難しい時間は刺激を減らす方針を明確にします。
小さな一歩でも、予告 → 一指示一動作 → 待つを回すと不安は下がりやすくなります。次は、同じ方針で場面別の詳細手順を整理します。
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認知症声掛けシリーズ一覧
出典:
日本神経学会
認知症疾患診療ガイドライン2017 第7章 レビー小体型認知症
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_07.pdf
厚生労働省
Q&Aでわかる 専門職のための認知症の家族等介護者支援ガイドブック
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001323583.pdf
厚生労働省
被災した認知症の人と家族の支援マニュアル<介護用 詳細版>
https://www.mhlw.go.jp/content/001484918.pdf
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター
レビー小体病、パーキンソン症候群、アルツハイマー型認知症の違い
https://www.ncgg.go.jp/dementia/cause/004.html
日本高次脳機能障害学会
高次脳機能研究:池田 学「認知症者のコミュニケーション」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/35/3/35_292/_pdf