高齢者の皮下出血を防ぐスキンケアと皮膚保護|保湿・衣類・介助で見直すポイント

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入浴後に保湿をして、腕の保護にも気を配っているのに、新しい皮下出血を見つけることがあります。忙しい更衣や移乗のあとだと、「自分の介助でできたのでは」と不安になるのも自然です。

ただ、皮下出血を一つの場面だけで決めると、見直す場所が狭くなります。保湿や衣類を扱う場面も含め、皮膚に触れるときの姿勢・腕の位置・周囲の状態と、前回からの変化を分けて確認すると、次に見るべき点が整理しやすくなります。

皮下出血の全体像を確認するなら
  • スキンケアや皮膚保護だけでなく、皮下出血を見つけた後の観察、原因の見分け方、服薬確認、報告、組織での情報共有までまとめて確認したい場合は、皮下出血の原因を見分ける 高齢者介護の手順で、発見から予防までの全体像を整理できます。

この記事を読むと分かること

  • 移乗前の確認点
  • 皮下出血の記録方法
  • 原因を決めない視点
  • 看護職へ伝える情報

一つでも当てはまったら、この記事が役に立ちます

  • 保湿しても不安
  • 移乗後に気になる
  • 腕の位置を見落とす
  • 記録が続かない

高齢者の皮下出血に備えるには、保湿だけでなく「触れる場面」と「変化の記録」を分けて確認する

保湿、介助時の触れ方、皮下出血の部位と時期の記録を分けて確認する流れを示した図。

現場では、保湿や保護用品を使っていても皮下出血が見つかり、「もっと注意していれば」と感じることがあります。けれど、急ぐ移乗や更衣では、触れ方だけでなく姿勢や周囲の状態まで一度に確認する難しさがあります。

保湿をしているかだけではなく、ケアで触れる場面と前回からの皮膚の変化を分けて確認すると、原因を一つに決めつけずに次の観察と記録へ進めます。

入浴後の保湿を急いで終えようとしているとき、腕をどう扱ったかよりも「塗れたか」だけに意識が寄ることがあります。移乗では転落を防ぐことに集中し、手首や腕の位置が後回しになりがちです。すべてを完璧に見るのは難しいため、次のケアの前後に皮膚の変化と腕の位置を一つずつ確認するところから始めます。

移乗では一点をつかまず、姿勢・腕の位置・車椅子を先に確認する

移乗前に、利用者の姿勢、腕を支える位置、車椅子のブレーキや動線を順に確認する流れを示した図。

現場では、利用者の姿勢が崩れたとき、急いで腕や衣類をつかんで支えたくなることがあります。まず腕の位置、利用者の姿勢、車椅子や手すりなど周囲を見てから介助へ入ると、無理な力が一点にかかる場面を減らす視点になります。

移動・移乗で身体を支えるときは、支えた部分に力がかかります。原典では、大きな力が一点に集中することや、皮膚を強く押したり引っ張ったりすることを避け、基本手順、姿勢、周囲の環境に注意を払う必要が示されています。

移乗時の支え方を詳しく見直すなら
介助手順を職員間でそろえたい場合は
  • 移乗時に確認する姿勢や腕の位置、皮膚が弱い利用者への触れ方を、口頭説明だけで職員全員へ共有するのが難しい場合は、介護向け動画マニュアル管理【Carebase】で動画付きマニュアルを管理する方法を確認しておくのも一つの方法です。
出典・根拠を確認

株式会社三菱総合研究所

特別養護老人ホームにおける介護事故予防ガイドライン

https://pubpjt.mri.co.jp/pjt_related/roujinhoken/jql43u00000001m5-att/h24_05c.pdf

介護のプロフェッショナルとして、適切な手技により利用者に負荷のかかりにくく安全な方法でケアを行うことが求められます。特に、移動・移乗の場面などで利用者の身体を支えるときや抱えるときには、支えられた部分に力がかかることから、大きな力が一点に集中したり、支えられた部分の皮膚が強く押されたり引っ張られたりするなど無理な力がかからないよう、基本手順や確認事項、注意事項を忠実に守り、丁寧なケアを心がけます。利用者の状態や姿勢および周囲の環境にも十分注意を払います。

新しい皮下出血は、部位と時期を記録して次の観察へつなげる

入浴や清拭のたびに皮膚を見ていても、いつできたのか分からないと、介助した人だけが不安を抱えます。新しい変化を見つけたら、部位と日付を残し、前回確認後の時間帯やケア場面を振り返れるようにします。

ケア時の状態確認と記録は、内出血や皮膚はく離が起こりやすい部位、時間帯、活動やケアの場面を把握して対策を考える材料になります。記録を増やしすぎると続きにくいため、まずは新しい変化の有無と部位からそろえるのが現実的です。

原因不明の記録で迷う場合は
  • いつできたか確認できない皮下出血について、原因を作って記録するのではなく、発見した事実、前回の確認、未確認情報、次に確認する内容を分けたい場合は、介護施設のアザ記録|原因不明で止まるときの書き方で、事実と推測を分ける記録方法を確認できます。
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株式会社三菱総合研究所

特別養護老人ホームにおける介護事故予防ガイドライン

https://pubpjt.mri.co.jp/pjt_related/roujinhoken/jql43u00000001m5-att/h24_05c.pdf

職員が利用者と関わっている場面やケアの中で発生した場合を除いて、利用者の生活の中での活動に伴う内出血や皮膚はく離はいつ起きたかががわからない場合も多くあります。排泄や入浴、清拭等、ケアを行う時点で、利用者の身体の状況を確認し、皮膚はく離やない出血の有無をチェックしましょう。新しく皮膚はく離や内出血が見られたら、前回の確認時点以降に発生したものとして、時間帯をある程度まで絞り込むことができ、原因の推定や対策の検討につながります。

原因を決めず、薬剤歴なども含めて看護職に渡せる情報をそろえる

皮下出血を見つけると、移乗や更衣のせいだと考えたくなる場面があります。一方で、見た目だけで原因を決めると、ケア以外の背景を見落とすおそれがあります。

出血傾向には血管壁、血小板、凝固、線溶など複数の背景があり得ます。部位、広がり、いつ気づいたか、服薬に関する情報など、確認できる事実を施設の手順に沿って看護職へ渡せるようにします。

薬と皮下出血の経過を確認するなら
出典・根拠を確認

日本内科学会雑誌

出血傾向の鑑別診断

https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/109/7/109_1340/_pdf/-char/ja

出血傾向とは,外傷等の誘因がなく,皮下出血や内臓出血を来たしたり,出血に伴い,正常な止血機構が障害されていたりする場合を示す.出血傾向の患者を診察するときに最も重要な点は,止血機序のどこの障害で出血傾向を来たしているのかを検索しながら,且つ致死的な出血を見逃さないことである.一般的に,出血傾向は,先天性あるいは後天性の(1)血管壁の異常,(2)血小板の数・機能異常,(3)凝固系の異常,(4)線溶系の異常によって引き起こされる。

保湿や衣類の扱いだけで原因を決めず、次のケア前後に皮膚の変化、腕の位置、周囲を確認し、部位と時期を記録します。判断に迷う変化は看護職へ伝えます。


高齢者の皮下出血・皮膚保護で見直したい、よくある3つの場面

保湿や衣類を見直しても皮下出血が見つかる場面、移乗時の確認不足、介助中の発生と決めつける危険を示した図。

現場では、皮下出血を見つけた後に「どの介助で起きたのか」をすぐ決められないことがあります。保湿や衣類に気を配っていても、生活のどの場面を見直すべきか迷いやすいものです。

入浴、更衣、移乗、臥床中の姿勢は別々の作業に見えても、皮膚を確認する機会になります。どれか一つを原因と決めるのではなく、前回からの変化とその間の場面を順に見ます。

保湿や衣類を見直しても、新しい皮下出血が見つかる

入浴後に保湿をし、アームカバーも使っているのに新しい皮下出血が見つかると、塗り方や衣類が悪かったのではと悩みます。次の利用者が待っている時間帯では、皮膚全体をゆっくり確認しにくいこともあります。

保湿や衣類の扱いだけから原因を決めるのではなく、入浴・清拭などで皮膚を確認した時点を起点にします。新しい変化があれば、前回確認後の時間帯を絞り、どの部位に見られたかを残すと、次に確認する場面を考えやすくなります。

見つけた後の対応順序に迷う場合は
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特別養護老人ホームにおける介護事故予防ガイドライン

https://pubpjt.mri.co.jp/pjt_related/roujinhoken/jql43u00000001m5-att/h24_05c.pdf

職員が利用者と関わっている場面やケアの中で発生した場合を除いて、利用者の生活の中での活動に伴う内出血や皮膚はく離はいつ起きたかががわからない場合も多くあります。排泄や入浴、清拭等、ケアを行う時点で、利用者の身体の状況を確認し、皮膚はく離やない出血の有無をチェックしましょう。新しく皮膚はく離や内出血が見られたら、前回の確認時点以降に発生したものとして、時間帯をある程度まで絞り込むことができ、原因の推定や対策の検討につながります。

移乗で急ぐあまり、腕の位置や車椅子の部品を確認しにくい

ベッド端で姿勢が崩れたときは、転落させないことを優先して腕をつかみたくなります。車椅子へ移る直前に手や腕の位置まで確認する余裕がなく、あとから不安になる場面もあります。

移乗では、利用者を支える場所に力が集まることがあります。介助に入る前に、利用者の姿勢、腕の位置、車椅子や手すりなど周囲を確認することが、押す・引っ張るなど無理な力を避けるための視点になります。

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株式会社三菱総合研究所

特別養護老人ホームにおける介護事故予防ガイドライン

https://pubpjt.mri.co.jp/pjt_related/roujinhoken/jql43u00000001m5-att/h24_05c.pdf

例えば、車いすのフットレストの位置を確認しないまま移乗して足を擦ったり、利用者の腕の位置を確認しないまま移乗して、手すりの下に手が巻き込まれて無理な力がかかり大きな皮膚はく離につながる事例も報告されています。こうした事故は、移乗を行う前に確実に周囲や車いすの状態、利用者の姿勢や腕の位置などを確認することで、防ぐべき事故であると言えます。その他のケアにおいても、利用者の身体に触れるときは十分な注意を払う必要があります。

介助中にできたと決めつけ、生活の中の場面を見落とす

臥床中の姿勢や普段の動きをあとから思い出し、介助の場面だけを見ていたことに気づくことがあります。誰かの介助を疑うような記録にならないか心配で、細かな変化を残せないこともあります。

施設事例では、日付と出血箇所を人体図に記録し、部位、時間帯、利用者の動きを手掛かりに要因を考えています。注意が必要な利用者にどのような個別対応を考えるかの材料として扱います。

原因分析を介助者だけに任せないために
何度伝えても個人責任で終わる場合は
  • 皮下出血が見つかるたびに直前の介助者だけが責められ、記録や環境を含めた見直しを求めても職場の対応が変わらない場合は、職場環境を比較するための情報収集として、介護職の求人、募集は【レバウェル介護】で求人や支援内容を確認しておくのも一つの方法です。
出典・根拠を確認

株式会社日本総合研究所

介護保険施設等におけるリスクマネジメントの推進に資する調査研究事業 報告書

https://www.mhlw.go.jp/content/001574129.pdf

高齢者は皮膚が薄くなり皮下出血が発生しやすいため、事故報告書の他にも、人体図の中に日付と出血箇所を記録し、内出血が集中している箇所や時間帯、利用者の動きから事故につながる要因を明らかにした。薬剤の影響で出血しやすい状態になっている場合には、些細な接触で皮下出血に至りやすい。ケアの際に注意を払う必要がある利用者を特定し、個別に対応策を検討している。つかまない、握らない、支えるケアについてユマニチュードメソッドを通じて指導している。

皮下出血を見つけたときは、保湿や衣類だけ、介助だけと決めません。次のケア時に部位と変化を確認し、姿勢・腕の位置・周囲を見直せる記録を残します。

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高齢者の皮下出血を「皮膚が弱いから」で終わらせない3つの理由

皮下出血の原因を、薬や病気などの医学的背景、介助時の力と周囲の環境、記録による傾向把握の3点から整理した図。

現場では、何度も皮下出血を見つけると「年齢のため仕方がない」と受け止めたくなることがあります。忙しいなかで毎回すべてを振り返るのは難しく、介助した人だけの問題に見えやすいからです。

こうした状況には、医学的な背景、ケア時にかかる力、生活場面の把握が関係します。ここでは、原因を断定せずに確認する理由を整理します。

保湿や衣類を扱う場面を丁寧にしていても、皮下出血が続くと努力が足りないように感じることがあります。しかし、一つの対策だけで説明しようとせず、観察で分かる情報を残すほうが、次のケアで確認する点を絞りやすくなります。

原因候補を一つずつ整理するなら

皮下出血には、ケア以外の医学的背景もあり得る

新しい皮下出血を見ると、直前の移乗や更衣に結びつけて考えたくなります。けれど、見た目だけで原因を決めると、ケア以外の情報を看護職へ渡しにくくなることがあります。

出血傾向には、血管壁、血小板、凝固、線溶に関わる複数の背景があり得ます。いつ気づいたか、どの部位か、服薬に関する情報など、確認できる事実を施設の手順に沿って伝えることが大切です。

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出血傾向の鑑別診断

https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/109/7/109_1340/_pdf/-char/ja

出血傾向とは,外傷等の誘因がなく,皮下出血や内臓出血を来たしたり,出血に伴い,正常な止血機構が障害されていたりする場合を示す.出血傾向の患者を診察するときに最も重要な点は,止血機序のどこの障害で出血傾向を来たしているのかを検索しながら,且つ致死的な出血を見逃さないことである.一般的に,出血傾向は,先天性あるいは後天性の(1)血管壁の異常,(2)血小板の数・機能異常,(3)凝固系の異常,(4)線溶系の異常によって引き起こされる。

移乗では、支える場所への力と周囲の環境を同時に見る必要がある

姿勢が崩れた利用者を急いで支えるときは、転倒を防ぐことが最優先になります。そのため、手首や前腕の一部へ力が集まっていないか、車椅子や手すりの位置まで見られないことがあります。

移乗で身体を支える場面では、支えられた部分に力がかかります。皮膚を強く押す・引っ張ることを避けるには、介助前に姿勢、腕の位置、周囲を確認するという順番を決めておくと、急ぐ場面でも見落としを減らす助けになります。

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介護のプロフェッショナルとして、適切な手技により利用者に負荷のかかりにくく安全な方法でケアを行うことが求められます。特に、移動・移乗の場面などで利用者の身体を支えるときや抱えるときには、支えられた部分に力がかかることから、大きな力が一点に集中したり、支えられた部分の皮膚が強く押されたり引っ張られたりするなど無理な力がかからないよう、基本手順や確認事項、注意事項を忠実に守り、丁寧なケアを心がけます。利用者の状態や姿勢および周囲の環境にも十分注意を払います。

部位・時間帯・利用者の動きを残すと、個別の対策を考えやすくなる

同じ場所に皮下出血が続くとき、忙しい勤務では記憶だけで前回の様子を比べようとしてしまいます。記録を細かくしすぎると続かないため、何を残すかで迷う場面もあります。

施設事例では、人体図に日付と出血箇所を記録し、集中する部位、時間帯、利用者の動きを手掛かりにしています。全員に同じ対応を当てはめるのではなく、注意が必要な利用者を特定して個別の対応を検討するための材料になります。

記録を原因分析と改善案につなげるなら
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高齢者は皮膚が薄くなり皮下出血が発生しやすいため、事故報告書の他にも、人体図の中に日付と出血箇所を記録し、内出血が集中している箇所や時間帯、利用者の動きから事故につながる要因を明らかにした。薬剤の影響で出血しやすい状態になっている場合には、些細な接触で皮下出血に至りやすい。ケアの際に注意を払う必要がある利用者を特定し、個別に対応策を検討している。つかまない、握らない、支えるケアについてユマニチュードメソッドを通じて指導している。

皮下出血は一つの理由だけで説明せず、ケア時の接触、姿勢、周囲、部位・時期の記録を分けて確認します。迷う変化は看護職へ伝え、個別に見直す材料にします。

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高齢者の皮下出血に関する現場のよくある質問

現場では、皮下出血を見つけたときに「どこまで介護職が考えてよいのか」と迷います。原因を決めつけず、確認できる情報を残すことが出発点になります。

Q
皮下出血を見たら、皮膚が弱いだけと考えてよいですか?
A

皮膚が弱いだけと決めることはできません。出血傾向には複数の背景があり得るため、部位や気づいた時期などを確認して施設の手順に沿って伝えます。直前の介助だけを原因と決めたくなる場面ほど、観察した事実を分けて残します。

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出血傾向の鑑別診断

https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/109/7/109_1340/_pdf/-char/ja

最終的に前述した検査全てに異常がない場合は,血管壁の障害により生じる血管性紫斑病を考える.最も多いのが単純性紫斑あるいは老人性紫斑であるが,毛細血管拡張を伴っている場合は遺伝性出血性毛細血管拡張症,特徴的な点状出血斑を認める場合はIgA血管炎等を考える.血管性紫斑病ではRumpel-Leede試験が陽性になるが,精度の低い検査であり,臨床的な有用性は低い。以上に述べてきたように,出血傾向を来たす疾患の原因は極めて多岐に亘っている。

Q
皮下出血はいつ確認して、何を記録しますか?
A

入浴、清拭、排泄など、皮膚を確認するケアの時点を一つの区切りにします。新しい変化があれば、部位と日付を残し、前回確認後の時間帯や場面を振り返れるようにします。すべてを細かく書こうとして続かない場合は、新しい変化の有無から始めます。

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特別養護老人ホームにおける介護事故予防ガイドライン

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職員が利用者と関わっている場面やケアの中で発生した場合を除いて、利用者の生活の中での活動に伴う内出血や皮膚はく離はいつ起きたかががわからない場合も多くあります。排泄や入浴、清拭等、ケアを行う時点で、利用者の身体の状況を確認し、皮膚はく離やない出血の有無をチェックしましょう。新しく皮膚はく離や内出血が見られたら、前回の確認時点以降に発生したものとして、時間帯をある程度まで絞り込むことができ、原因の推定や対策の検討につながります。

Q
皮膚はく離を見つけたときはどうしますか?
A

皮膚はく離を見つけた、またはその状態を発見した場合は、原典では即時に看護職員へ連絡することが示されています。介護職だけで処置を決めず、発見時の状態を伝えます。皮下出血と見分けに迷うときも、皮膚の状態と気づいた時期を記録し、施設の手順を確認します。

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特別養護老人ホームにおける介護事故予防ガイドライン

https://pubpjt.mri.co.jp/pjt_related/roujinhoken/jql43u00000001m5-att/h24_05c.pdf

特に皮膚はく離については、発生直後に適切な処置をすることで、ダメージを最小化して回復を早めることができます。皮膚はく離が発生したら、またははく離した状態を発見したら、即時に看護職員に連絡します、看護職員は皮膚の状態に応じて、迅速に適切な対応を行います。そのためにも、ある程度の間隔で状態確認を行う仕組みを整えるとともに、職員の観察力を向上させ、少しでも早期に発見できる体制を整えることが重要です。

Q
服薬中の利用者で皮下出血が見られたら、何に注意しますか?
A

薬剤の使用歴は、出血傾向を確認する際の情報の一つです。服薬に関する情報と皮下出血の変化を、施設の手順に沿って看護職へ伝えます。薬の影響かどうかをその場で決めないことが大切です。

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出血傾向の鑑別診断

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抗血小板薬や非ステロイド性抗炎症薬は血小板機能低下を来たし,抗生剤は血小板数や機能の低下,あるいは長期使用による腸内細菌叢の死滅によるビタミンK依存性凝固因子の低下を来たす場合がある.ワルファリンあるいは直接経口抗凝固薬は,時に脳出血や消化管出血等の重大な出血性合併症を起こす。また,長期ステロイドの使用はステロイド性紫斑病を来たし,化学療法や放射線治療は造血障害による血小板減少を来たす。

自分の介助で傷つけたと感じる場合は

皮下出血は原因を決めず、皮膚を確認した時点、部位、変化を残します。皮膚はく離や判断に迷う変化は、見たままの情報を看護職へ伝えます。


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高齢者の皮下出血に備えるために、次のケアで確認したいこと

現場では、保湿や衣類に気を配っていても、新しい皮下出血を見つけると自分の介助を責めたくなることがあります。すべての場面を完璧に確認するのは難しいからこそ、次のケアで見る点を一つに絞ります。

まずは、次に行う入浴・清拭・更衣・移乗の前後で、皮膚の変化、腕の位置、周囲の状態を確認し、新しい変化があれば部位と時期を記録します。保湿や衣類の見直しだけで原因を決めず、迷う変化は看護職へ伝えてください。

記録が負担になりやすいときは、細かな推測ではなく、新しい変化があったかどうかから始めます。最後までご覧いただきありがとうございます。


更新履歴

  • 2026年7月18日:新規投稿

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