5分おきのトイレ訴えに業務が止まり、内心「またか」と焦る場面は少なくありません。丁寧に関わりたい一方、人員不足の現場では余裕を失いがちです。
事実を伝えて拒絶される悪循環を断つには、理想論ではない視点が大切です。完璧を求めず、脳の特性から納得感を作る要点だけを整理しましょう。
この記事を読むと分かること
- 何度も訴える脳の仕組み
- 否定せず納得してもらうコツ
- 介護現場で役立つ共感フレーズ
- 介護士の心の負担を減らす法
- 排泄ケアの拒絶を回避する術
一つでも当てはまったら、この記事が役に立ちます
結論:現場の限界と「納得感」を作るための核心ポイント

現場では、夜勤帯の限られた人員の中で何度もナースコールが鳴り響き、そのたびに「トイレ」と訴えられる現実に、疲弊しているスタッフが少なくありません。理想を言えば、何度でも笑顔で付き添いたいところですが、他の利用者の介助が重なる中では、つい「さっき行きましたよ」と事実を伝えて納得してもらおうとしてしまいがちです。
しかし、この「事実で正そうとする対応」こそが、かえって利用者の興奮を招き、介助の拒否や更なる訴えに繋がってしまうというジレンマがあります。大切なのは、本人の脳で何が起きているのかを知り、すべてを完璧にこなそうとするのではなく、本人の安心に焦点を絞った最小限の関わり方を身につけることです。
1. 「体験」そのものが消えてしまう記憶の特性
アルツハイマー型認知症の初期から現れる出来事記憶(エピソディック記憶)の障害により、本人の脳内では「数分前にトイレに行った」という体験そのものが保持されません。そのため、介護士がいくら事実を説明しても、本人にとっては「一度も行っていないのに嘘をつかれている」と感じてしまいます。この記憶の仕組みを理解することで、介護士側も「わざと何度も言っているのではない」という冷静な視点を持つことができます。
出典元の要点(要約)
日本神経学会認知症疾患診療ガイドライン 2017 第6章 Alzheimer型認知症
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_06.pdf
Alzheimer型認知症は、脳内に神経原線維変化とアミロイド蓄積が起こることで神経細胞死やアセチルコリンの低下を招き、認知症を発症した状態を指します。典型的な症状は、緩徐に進行する出来事記憶の障害から始まり、次第に失語や遂行機能障害、視空間機能障害、人格変化などの社会的認知機能の低下へと進展します。
2. 否定による「BPSD」の悪化を防ぐ
現場では、何度も訴える利用者に対して、つい「嘘を言わないで」「さっき済ませたでしょ」と否定的な言動をとってしまうことがあります。しかし、このような関わりは利用者の心理的ストレスとなり、BPSD(行動・心理症状)を悪化させる要因になります。不穏や興奮といったBPSDが強まると、結果として介助の手間が増え、現場の負担がさらに増大するという負の連鎖を招いてしまいます。
出典元の要点(要約)
日本神経学会、日本認知症学会認知症疾患診療ガイドライン2017
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_02.pdf
認知症の診断を的確に行うためには、症候や評価尺度を理解し、必要な検査を行うことが目的とされる。認知症は記憶、言語、視空間認知などの認知機能の障害と、それに伴うBPSDから構成される。診断や治療効果の判定には、身体的・環境的・心理的要因の影響を受けて出現するBPSDを見逃さないための評価尺度の選択・実施が有用である。問診は本人だけでなく家族や介護者に対しても行い、症状の経過、日常生活の問題、教育歴、趣味、職業などの生活歴を聞き取る。
3. 受容と共感による「非薬物療法」としての関わり
忙しい現場で推奨されるのは、事実の訂正ではなく、本人の訴えを一度丸ごと受け止める受容的・共感的な態度です。これは単なるマナーではなく、薬を使わない非薬物療法としての効果が期待されているアプローチです。本人の「今の感覚」を肯定し、安心感を与えることが、最終的に訴えの回数を減らし、介護士自身の業務負担を軽減することに繋がります。
出典元の要点(要約)
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター認知症・せん妄ケアマニュアル 第2版
https://www.ncgg.go.jp/hospital/iryokankei/documents/nintishomanual2025.pdf
非薬物療法(薬に頼らない治療)には、身体的アプローチ、心理的アプローチ、環境的アプローチがあります。具体的には、回想法や音楽療法、現実見当識訓練のほか、本人の自尊心を守り、安心感を与えるような受容的・共感的な態度やコミュニケーションが重視されます。これらはBPSDを軽減し、本人や家族のQOL(生活の質)を改善することを目的としています。
本人の脳では体験記憶が失われているため、事実にこだわっても解決には繋がりません。現場の負担を減らす鍵は、事実を正すことではなく、本人の不安を受容して安心感を作るという、現実的で医学に基づいた関わり方にあります。
現場で繰り返される「よくある事例」と対応の視点
介護現場では、他の利用者の介助や記録業務に追われる中で、同じ方から何度も「トイレ」と訴えられる場面が日常的に起こります。一人ひとりに丁寧に向き合いたいという思いがあっても、人員配置の限界から「さっき済ませたばかりですよね」と事実を伝えて説得せざるを得ないのが、多くの介護士が抱える現実的な葛藤です。
しかし、良かれと思って伝えた「事実」が、かえって利用者を混乱させ、大きなトラブルに発展してしまうことも少なくありません。ここでは、現場で特に起こりやすい3つの事例を挙げ、それぞれの背景にある脳の特性と、エビデンスに基づいた対応の視点を整理します。
事例1:介助直後の再度の訴えと「記憶」の特性
排泄介助を終えてフロアに戻った直後に、再びナースコールが鳴るケースです。介護士側には「さっき済ませたことを思い出せば落ち着くはず」という期待がありますが、本人の脳内では出来事記憶(エピソディック記憶)の障害により、数分前の体験そのものが保持されていません。本人にとっては、今この瞬間が「今日初めての尿意」であるため、記憶を呼び起こそうとする関わりは、かえって本人を混乱させてしまいます。
- 状況
- 排泄介助後、5分経たずに再び「トイレ」と訴える
- 困りごと
- 他の業務が進まず、介護士側に強い焦りと疲弊が生じる
- よくある誤解
- 「さっきの介助を思い出してもらおう」と説明を尽くす
- 押さえるべき視点
- 体験そのものが消えているため、事実の訂正ではなく、本人の「今の不安」を受容することに焦点を絞る
出典元の要点(要約)
日本神経学会認知症疾患診療ガイドライン 2017 第6章 Alzheimer型認知症
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_06.pdf
Alzheimer型認知症は、脳内に神経原線維変化とアミロイド蓄積が起こることで神経細胞死やアセチルコリンの低下を招き、認知症を発症した状態を指します。典型的な症状は、緩徐に進行する出来事記憶の障害から始まり、次第に失語や遂行機能障害、視空間機能障害、人格変化などの社会的認知機能の低下へと進展します。
事例2:事実を伝えたことによる憤慨と「BPSD」
「さっき行きましたよ」という言葉に対し、本人が「嘘をつくな!」「一度も行っていない!」と激昂するケースです。事実を伝えることは、本人にとって「自分の切実な訴えを否定される」強い心理的ストレスとなります。このストレスが引き金となり、BPSD(行動・心理症状)としての興奮や怒りを招きます。関係性が一度こじれると、その後のあらゆるケアに拒否が生じ、結果として現場の負担がさらに増大する恐れがあります。
- 状況
- 「さっき済ませた」という事実を伝えたところ、本人が激怒する
- 困りごと
- 信頼関係が崩れ、その後のケア全般が困難になる
- よくある誤解
- 「事実を丁寧に説明すれば、納得して落ち着くはずだ」と考える
- 押さえるべき視点
- BPSDは心理的・環境的要因の影響を受けるため、否定的な関わりを避け、安心感を与える受容的な態度を優先する
出典元の要点(要約)
日本神経学会、日本認知症学会認知症疾患診療ガイドライン2017
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_02.pdf
認知症の診断を的確に行うためには、症候や評価尺度を理解し、必要な検査を行うことが目的とされる。認知症は記憶、言語、視空間認知などの認知機能の障害と、それに伴うBPSDから構成される。診断や治療効果の判定には、身体的・環境的・心理的要因の影響を受けて出現するBPSDを見逃さないための評価尺度の選択・実施が有用である。
事例3:場所や手順がわからず生じるパニック
トイレに行きたいという思いはあるものの、場所がわからずウロウロしたり、便座の前で立ち尽くしたりするケースです。これは視空間機能障害や遂行機能障害(実行機能障害)によるもので、本人は「どうすればいいか分からない」強い不安の中にいます。単にトイレに誘導するだけでなく、手順を一つずつ言葉で補ったり、なじみの環境を整えたりするケアが、不穏を防ぐ鍵となります。
- 状況
- トイレの場所が分からず迷う、またはトイレ内で動作が止まる
- 困りごと
- 常に付き添いが必要となり、見守りや介助の負担が増える
- よくある誤解
- 「排泄の意欲がない」または「わがまま」と捉えてしまう
- 押さえるべき視点
- 身体的・環境的要因による不穏や混乱(せん妄)を防ぐため、状況の繰り返し説明や環境調整を行う
出典元の要点(要約)
日本神経学会認知症疾患診療ガイドライン2017
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_03.pdf
認知症者の入院時には、離床センサー等による安全確保が必要である。また、環境変化や身体的な苦痛によるせん妄を防ぐため、家族の付き添いや、行動の抑制を避けるなどのケア、および状況の繰り返し説明が重要となる。
現場の忙しさゆえに事実に頼りたくなりますが、本人の脳の特性上、事実での説得はかえって負担を増やします。事例を通じて「否定がBPSDを招く」という構造を理解することが、無理のないケアへの第一歩です。
なぜ「さっき行ったばかり」を繰り返すのか?背景にある脳の仕組み

現場の介護士にとって、数分おきに繰り返されるトイレの訴えへの対応は、肉体的にも精神的にも大きな負担です。多くのスタッフは「嘘を言っているわけではない」と頭では分かっていながらも、あまりの頻度を前に「わざとやっているのではないか」「どうにかして思い出してほしい」と、理想と現実のギャップに苦しんでいます。
しかし、利用者の頭の中では、私たちが考える「常識」とは異なるメカニズムが働いています。なぜ事実を伝えても納得が得られないのか、その構造的な理由を理解することは、介護士自身が「自分の対応のせいではない」と心の整理をつけるためにも重要です。
1. 「体験」が脳に刻まれない:出来事記憶の障害
アルツハイマー型認知症の代表的な症状に、出来事記憶(できごと・きおく)の障害があります。これは、自分がいつ、どこで、何をしたかという「体験そのもの」が記憶に残らない状態です。
介護士が数分前にトイレへ誘導し、無事に排泄を済ませたとしても、その一連の体験が脳に記録されないため、本人にとっては常に「今日初めて」の感覚でトイレを訴えることになります。
| 用語 | 解説 |
|---|---|
| 出来事記憶 | 自分が体験した内容に関する記憶のこと(エピソディック記憶とも呼ぶ)。 |
出典元の要点(要約)
日本神経学会認知症疾患診療ガイドライン 2017 第6章 Alzheimer型認知症
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_06.pdf
Alzheimer型認知症は、脳内に神経原線維変化とアミロイド蓄積が起こることで神経細胞死やアセチルコリンの低下を招き、認知症を発症した状態を指します。典型的な症状は、緩徐に進行する出来事記憶の障害から始まり、次第に失語や遂行機能障害、視空間機能障害、人格変化などの社会的認知機能の低下へと進展します。
2. 心理的ストレスが「訴え」を加速させる悪循環
現場で忙しさに追われ、つい「さっき済ませましたよ」と事実を突きつけてしまうことがありますが、これは本人にとって「自分の切実な感覚を否定された」という心理的ストレスになります。
このストレスは、不安や興奮といったBPSD(行動・心理症状)を誘発する大きな要因です。不安が強まることで、より一層「トイレに行かなければ」という強迫的な思いが強まり、訴えの頻度が増すという負の連鎖を引き起こしてしまいます。
| 要因 | 現場での影響 |
|---|---|
| 心理的要因 | 否定や無視を感じることで不安が強まり、BPSDが悪化する。 |
| 環境的要因 | 騒がしい環境や不慣れな場所での混乱が不穏を招く。 |
出典元の要点(要約)
日本神経学会、日本認知症学会認知症疾患診療ガイドライン2017
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_02.pdf
認知症の診断を的確に行うためには、症候や評価尺度を理解し、必要な検査を行うことが目的とされる。認知症は記憶、言語、視空間認知などの認知機能の障害と、それに伴うBPSDから構成される。診断や治療効果の判定には、身体的・環境的・心理的要因の影響を受けて出現するBPSDを見逃さないための評価尺度の選択・実施が有用である。
3. 尿意と動作を結びつける「遂行機能」の低下
アルツハイマー型認知症が進むと、遂行機能(すいこう・きのう)の障害により、物事を順序立てて実行することが困難になります。
尿意を感じても、「立ち上がる」「トイレへ向かう」「ズボンを下ろす」といった一連の手順がわからず、パニックに陥ることがあります。この「どうすればいいか分からない」という不安が、言葉としては「トイレ」という単純な繰り返しとなって表れている場合も少なくありません。
出典元の要点(要約)
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター認知症・せん妄ケアマニュアル 第2版
https://www.ncgg.go.jp/hospital/iryokankei/documents/nintishomanual2025.pdf
2011年NIAAの診断基準では、仕事や日常生活の障害、以前の水準より実行機能が低下していること、せん妄や精神疾患ではないこと、病歴と検査による認知機能障害の存在、および記銘記憶障害や実行機能の低下など2領域以上の障害が求められます。
何度もトイレを訴えるのは、わがままや嫌がらせではなく、体験記憶の消失や遂行機能の低下という脳の病変が原因です。現場の忙しさの中で全てに応えるのは困難ですが、背景にある「脳の仕組み」を理解しておくことで、感情的な衝突を避け、より落ち着いたアプローチへと繋げることが可能になります。
現場の「困った」に応えるQ&A
日々の業務の中で、利用者様からの繰り返しの訴えにどう応えるのが正解なのか、迷う場面は多いはずです。「嘘をつくのは心苦しい」「でも事実は伝わらない」という葛藤を抱えながら、現場の限られた時間でできる現実的な対応を整理しました。
- Q「さっき行きましたよ」と事実を伝えても、なぜ怒り出してしまうのでしょうか?
- A
認知症の方にとって「さっき行った」という事実の否定は、自分の切実な感覚や存在そのものを否定されたという強い心理的ストレスになるためです。このストレスが引き金となり、怒りや興奮といったBPSD(行動・心理症状)を誘発し、症状を悪化させてしまう可能性があります。
出典元の要点(要約)
日本神経学会、日本認知症学会認知症疾患診療ガイドライン2017
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_02.pdf
認知症の診断を的確に行うためには、症候や評価尺度を理解し、必要な検査を行うことが目的とされる。認知症は記憶、言語、視空間認知などの認知機能の障害と、それに伴うBPSDから構成される。診断や治療効果の判定には、身体的・環境的・心理的要因の影響を受けて出現するBPSDを見逃さないための評価尺度の選択・実施が有用である。
- Qカレンダーや記録を見せて、行った事実を証明すれば納得してもらえますか?
- A
アルツハイマー型認知症の特性である「出来事記憶」の障害により、体験したこと自体が脳に保持されにくいため、記録などの証拠を見せても納得を得るのは困難です。本人にとっては「書いてあっても、自分は行っていない(嘘を書かれている)」という不安を強める結果になりかねません。
出典元の要点(要約)
日本神経学会認知症疾患診療ガイドライン 2017 第6章 Alzheimer型認知症
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_06.pdf
Alzheimer型認知症は、脳内に神経原線維変化とアミロイド蓄積が起こることで神経細胞死やアセチルコリンの低下を招き、認知症を発症した状態を指します。典型的な症状は、緩徐に進行する出来事記憶の障害から始まり、次第に失語や遂行機能障害、視空間機能障害、人格変化などの社会的認知機能の低下へと進展します。
- Q忙しくてすぐに対応できない時、どのように声を掛けるのが医学的に望ましいですか?
- A
「今は無理です」と拒絶するのではなく、まずは訴えをそのまま受け止める「受容的・共感的な態度」を示すことが重要です。これは非薬物療法の一環としてBPSDを軽減させる効果が期待されています。「心配ですよね」「少しお待ちいただけますか」といった、本人の感情に寄り添う一言が、安心感を生み、不穏の予防に繋がります。
出典元の要点(要約)
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター認知症・せん妄ケアマニュアル 第2版
https://www.ncgg.go.jp/hospital/iryokankei/documents/nintishomanual2025.pdf
非薬物療法(薬に頼らない治療)には、身体的アプローチ、心理的アプローチ、環境的アプローチがあります。具体的には、回想法や音楽療法、現実見当識訓練のほか、本人の自尊心を守り、安心感を与えるような受容的・共感的な態度やコミュニケーションが重視されます。これらはBPSDを軽減し、本人や家族のQOL(生活の質)を改善することを目的としています。
忙しい現場で一人ひとりの訴えに完璧に応えるのは、人員配置の面からも容易ではありません。しかし、「なぜ伝わらないのか」という理由を知っているだけで、事実を説明しようとして疲弊する無駄なエネルギーを減らすことができます。まずは自分自身の心の負担を軽くするために、「今は脳の仕組みでそう思っているんだな」と一歩引いて捉えることから始めてみてください。
まとめ:事実に頼らない関わりが、現場の平穏を作る
アルツハイマー型認知症の方がトイレを何度も訴える背景には、出来事記憶の障害という脳の特性があります。数分前の介助体験そのものが保持されないため、どれほど丁寧に説明しても本人が納得を得ることは医学的に困難です。事実を伝えて説得しようとする関わりは、かえって利用者の不安を煽り、BPSD(行動・心理症状)を悪化させる要因にもなり得ます。
現場の忙しい中で全ての訴えに付き添うことは現実的ではありませんが、大切なのは「事実を正そうとするエネルギー」を「安心感を与える関わり」へとシフトすることです。以下のポイントを明日からの現場で意識してみてください。
- 体験が消えていることを前提に、事実の訂正を控える
- 本人の「今の不安」を受容・共感し、安心感を作る
- 完璧を目指さず、まずは第一声で肯定的な反応を試す
認知症ケアに「正解」を求めすぎると、介護士自身が追い詰められてしまいます。脳の仕組みを理解し、一歩引いた視点を持つことは、利用者だけでなくあなた自身の心の平穏を守ることにも繋がります。無理のない範囲で、小さな変化から取り入れてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。この記事がお役に立てれば幸いです。
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更新履歴
- 2025年12月20日:新規投稿


