介護現場でシフトを作ると、希望休、夜勤の可否、家庭事情、体調、研修、急な欠員まで一枚の表に収めることになります。何度も組み直しても、公開後に見られるのは結果だけです。「また私ばかり」と言われるつらさは、作成者にしか分かりにくいものです。
配慮が必要な職員を外せば別の問題が起きます。一方で、断らない職員へ頼り続ければ負担が寄ります。こうした場面で大切なのは、全員を完全に同じにすることではなく、理由を説明できない偏りを見つけることです。
次のシフトを作る前に、夜勤、土日祝、希望休、連勤を職員別に確認します。集計の手間は増えるため、全部を一度に管理せず、まず4項目だけを見るのが現実的です。
シフト作成全体の流れから整理したい場合は、介護施設のシフト作成が大変な理由と、休み希望・夜勤・人員配置を整理する考え方も確認できます。この記事では、その中でも「不公平と言われやすい偏り」に絞って見ていきます。

この記事を読むと分かること
- 偏りの見つけ方
- 配慮の考え方
- 配置を見直す流れ
- 次回の確認項目
一つでも当てはまったら、この記事が役に立ちます
介護シフトの不公平感は「説明できない偏り」から見直す

現場では、公平に作ったつもりでも、シフトを出した瞬間に「私ばかり」と言われることがあります。勤務できる時間や必要な配慮が違うため、全員を同じ条件にそろえるだけでは整理できません。この記事では、勤務調整と配置を見直すための現実的な考え方が分かります。
夜勤できる職員が限られる月は、一時的な偏りを避けられないことがあります。迷うのは、その偏りが必要な調整なのか、頼みやすい人へ寄せた結果なのか分からなくなる瞬間です。次回の作成前に担当者が夜勤、土日祝、希望休、連勤を並べ、説明できない偏りがないか確認します。ただし、記録項目を増やすほど作成負担も増えるため、最初は4項目に絞ります。
- 夜勤、土日祝、希望休、連勤を毎回手作業で整理するのが負担な場合は、シフト作成依頼ファイル作成ツールで勤務条件や希望を入力し、整理した依頼文として出力する方法もあります。まずは確認項目を増やしすぎず、偏りが出やすい部分から扱う形が現実的です。

勤務日時を変えやすい職場づくりも確認する
急な家庭事情が重なったとき、希望を認めるか、予定どおり勤務してもらうかで迷うことがあります。勤務変更を単なる個人都合として処理せず、職場づくりの論点として見る必要があることが分かります。
介護労働実態調査では、休暇を取りやすく、勤務日時を変更しやすい職場づくりが、採用や職場定着・離職防止の方策として扱われています。本人の希望や人間関係に配慮した配置・異動も同じ調査項目に含まれます。シフト担当者は、希望を通したかどうかだけでなく、変更後の配置が誰に寄ったかも次回作成前に確認します。
出典元の要点(要約)
公益財団法人 介護労働安定センター
令和6年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書
https://www.kaigo-center.or.jp/content/files/report/R6_jittai_chousa_roudousya_honpen1.pdf
事業所で採用や職場定着・離職防止の方策として行われているのは、「有給休暇等の各種休暇の取得や勤務日時の変更をしやすい職場づくり」が最も高く、次いで「人間関係が良好な職場づくり」、「職場内での仕事上のコミュニケーションの円滑化(面談、ミーティング、意見交換会など)」となっている。
感覚ではなく偏りを見えるようにする
夜勤を減らした職員に土日勤務が増えるなど、一つを整えた結果、別の偏りを見落とすことがあります。作成者の記憶だけで全項目を比べるのは難しいため、確認対象を決めることが重要です。
介護事業向けガイドラインでは、現場の課題を把握するために、業務全体の流れや、誰がどの業務にどれほど時間を使っているかを見える化する考え方が示されています。シフトでは同じ考え方を使い、担当者が次回作成前に職員別の偏りを一覧で確認します。数えただけで公平になるわけではありませんが、見直す対象を記録できます。
出典元の要点(要約)
厚生労働省
介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン 改訂版
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/Seisansei_kyotaku_Guide.pdf
現場の課題を把握するには、業務全体の流れを見える化(可視化)することも大切です。事業所全体で職員がどのように時間を使っているのかを把握する。誰が、どのような業務に、どの程度の時間をかけているかを見える化し、現在の業務における3M(ムリ・ムダ・ムラ)を明らかにする。
公開後の不満を次回の確認材料にする
シフト公開後に不満が出ても、欠員対応に追われて記録しないまま次月を迎えることがあります。毎回同じ人から同じ指摘が出て、初めて偏りが続いていたと気づく場面もあります。
ガイドラインでは、取組後にうまくいった点といかなかった点を整理し、定量・定性の両面で振り返ることが示されています。シフト担当者は公開後に出た指摘を残し、次回作成前に一覧と照らします。すべての不満を解消するのではなく、繰り返す偏りを一つ選び、次の調整対象へ切り替えます。
出典元の要点(要約)
厚生労働省
介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン 改訂版
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/Seisansei_kyotaku_Guide.pdf
振り返りの中で、上手くいった点、いかなかった点を整理しましょう。成果を確認する上では、定量的・定性的の両面から振り返りを行いましょう。成果を検証する際に、業務時間の見える化を再度実施することも大切です。取組成果を確認すると同時に、新たな改善点の発見につながります。
全員を同じ勤務にするのではなく、担当者が次回作成前に偏りを確認し、理由を説明できない負担を一つずつ見直します。記録負担を抑えるため、最初は4項目に絞りましょう。
介護現場でシフトが不公平に見える4つの事例

現場では、作成者に調整理由があっても、職員には自分の勤務と周囲との差だけが見えます。配慮を優先しても、均等を優先しても、別の不満が生まれやすいものです。
希望休が重なり、強く希望を伝えた職員を休みにすると、控えめな職員が穴埋めに入ることがあります。逆に機械的に順番を決めれば、家庭事情や体調への配慮が難しくなります。迷ったまま同じ人へ頼むと、理由のある配慮と頼みやすさが混ざります。次回作成前に、前回の変更結果と配置の偏りを担当者が確認することが出発点です。
強く希望した人だけが得をしたように見える
希望休が重なった場面で、はっきり断る人の希望を通し、頼めば応じる人へ勤務を移すことがあります。その場は埋まっても、控えめな職員が納得しているとは限りません。希望の強さではなく、変更後の配置まで確認する必要があります。
勤務日時を変更しやすい職場づくりや、本人の希望に配慮した配置は、介護労働実態調査でも職場定着に関する取組として扱われています。よくある誤解は、希望を通せば配慮が完了するという考えです。担当者は希望を調整した後、勤務が移った職員と前回の結果を確認します。説明できない偏りが続く場合は、次回の割り当てを見直します。
- 希望休が重なったときに、誰の希望をどう扱うかで迷う場合は、介護施設の希望休がシフトに反映できない原因と、休み希望が重なるときの整理方法も参考になります。希望の強さではなく、勤務が成立する条件と調整後の負担を分けて見やすくなります。
- 希望休や勤務変更の説明で、相手を責めずに調整の条件を伝えたい場合は、スグ使えて役立つ!3タイプで人間関係がうまくいく!伝え方コミュニケーション検定
を確認しておくのも一つの方法です。
出典元の要点(要約)
公益財団法人 介護労働安定センター令和6年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書
https://www.kaigo-center.or.jp/content/files/report/R6_jittai_chousa_roudousya_honpen1.pdf
事業所で採用や職場定着・離職防止の方策として行われているのは、「有給休暇等の各種休暇の取得や勤務日時の変更をしやすい職場づくり」が最も高く、次いで「人間関係が良好な職場づくり」、「職場内での仕事上のコミュニケーションの円滑化(面談、ミーティング、意見交換会など)」となっている。
家庭や体調への配慮を同じ職員が穴埋めする
勤務制限のある職員を外した後、対応できるベテランや断らない職員へ勤務を寄せることがあります。配慮を外すことも、穴埋めを続けることも難しく、どちらの言い分も分かるため判断が止まりやすい場面です。
調査では、本人の希望や人間関係に配慮した配置・異動、仕事と育児や介護の両立支援が職場の取組として挙げられています。一方、人員配置体制は満足度の評価項目でもあります。配慮する人を責めるのではなく、担当者は配慮後の配置を確認します。特定職員への負担が続くなら、配慮と穴埋めを別々の課題として扱います。
出典元の要点(要約)
公益財団法人 介護労働安定センター令和6年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書
https://www.kaigo-center.or.jp/content/files/report/R6_jittai_chousa_roudousya_honpen1.pdf
現在の仕事の満足度について、満足度D.I.でみると、「職場の人間関係」、「仕事の内容」で高いプラスになる一方で、「人員配置体制」、「休憩室などの付帯設備」、「賃金水準」でマイナスが大きい。
夜勤や土日祝が「できる人」に固定される
夜勤や土日祝に入れる職員が少ないと、同じ人へ頼むのが最も早い解決に見えます。しかし、対応できることと、負担を引き受け続けられることは同じではありません。代わりが見つからず、作成者も苦しい場面です。
介護労働実態調査では、労働条件や仕事の負担に関する悩みとして人手が足りないことが示されています。よくある誤解は、作成者の組み方だけで偏りを消せるという考えです。人手や勤務可能条件により避けにくい偏りはあります。それでも担当者は、同じ偏りが続いていないかを月ごとに確認し、次回に動かせる勤務から見直します。
- 夜勤回数だけでなく、夜勤明けの翌日勤務や遅番から早番へ戻る勤務が気になる場合は、夜勤明けの翌日勤務や連勤・戻り勤務のルールを確認する記事で、勤務間隔の見方を整理できます。
- 夜勤や土日祝の負担が同じ人に偏り、職場の体制が変わらない状況が続く場合は、介護職の求人、募集は【レバウェル介護】
を情報収集として確認しておくのも一つの方法です。
出典元の要点(要約)
公益財団法人 介護労働安定センター令和6年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書
https://www.kaigo-center.or.jp/content/files/report/R6_jittai_chousa_roudousya_honpen1.pdf
労働条件・仕事の負担についての悩み・不安・不満等については、「人手が足りない」が最も高く、次いで「仕事内容のわりに賃金が低い」、「身体的負担が大きい」となっている。
調整の過程が残らず結果だけで説明する
希望休の重なりや欠員で何度も組み直しても、その過程を残していなければ、公開後に理由を聞かれて言葉に詰まります。苦労した量ではなく、何が偏ったかを示せるかどうかが説明の分かれ目になります。
介護事業向けガイドラインでは、課題の全体像を把握し、原因と影響を整理して、優先的に取り組む課題を洗い出す流れが示されています。よくある誤解は、作成者が丁寧に話せば納得してもらえるという考えです。担当者は次回作成前に、繰り返した偏りを一つ選びます。すべてを同時に直そうとせず、動かせる項目から調整します。
出典元の要点(要約)
厚生労働省介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン 改訂版
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/Seisansei_kyotaku_Guide.pdf
課題分析シートを活用すると事業所内の様々な課題の全体像を把握することができます。また、ひとつの課題が複数の要因からなるものであったり、多くの影響をもたらすものであることに気づくこともできます。目の前の課題がなぜ起こってしまったのか、起こるとどのような影響があるのかを整理することで、優先的に取り組むべき課題を洗い出しましょう。
不公平に見える場面では、配慮の是非だけでなく、変更後の配置と続いている偏りを確認します。避けにくい偏りまで作成者一人の責任にせず、次回動かせる項目から見直します。
なぜ介護シフトの不公平感はなくならないのか

現場では、公平にしたいと考えるほど、家庭事情への配慮と穴埋めする職員の負担の間で迷います。この状況には、勤務条件の違いだけでなく、人員配置や課題の見えにくさが関係しています。ここでは、不公平感が繰り返される背景を整理します。
夜勤回数をそろえると土日勤務が偏り、希望休を優先すると連勤が増えるなど、一つの条件だけでは全体を整えられません。どこを動かしても別の負担が出るため、作成者は「正解がない」と感じやすくなります。うまくいかなかったときは努力不足と決めつけず、条件差、人員配置、記録不足を分けます。次回作成前に、担当者がどの偏りを先に直すか一つ選ぶのが現実的です。
職員ごとに勤務できる条件が違うから
希望休、勤務時間、家庭事情への配慮が重なると、同じ回数にそろえるほど別の無理が生じます。均等にするべきか、個別事情を優先するべきか迷ったときは、条件差を消すのではなく、調整後の配置を見る必要があります。
理想は、誰もが休暇を取りやすく、勤務日時を変更しやすいことです。現実には、変更した勤務を別の職員が担います。そのズレを放置すると、配慮を受ける人と穴埋めする人の対立に見えやすくなります。担当者は希望を調整した時点で、誰へ勤務が移ったかを確認します。勤務変更と負担移転を別々に記録することが押さえるべき視点です。
出典元の要点(要約)
公益財団法人 介護労働安定センター令和6年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書
https://www.kaigo-center.or.jp/content/files/report/R6_jittai_chousa_roudousya_honpen1.pdf
事業所で採用や職場定着・離職防止の方策として行われているのは、「有給休暇等の各種休暇の取得や勤務日時の変更をしやすい職場づくり」が最も高く、次いで「人間関係が良好な職場づくり」、「職場内での仕事上のコミュニケーションの円滑化(面談、ミーティング、意見交換会など)」となっている。
人員配置に余裕がなく振替先が少ないから
同じ職員へ夜勤や土日祝を頼みたくなくても、代わりに入れる人が見つからないことがあります。作成者の工夫だけで解決しようとすると、組み直す回数だけが増え、避けられない背景を見失います。
理想は、偏りが出た勤務を別の職員へ移すことです。しかし、調査では人手不足が労働条件や仕事の負担に関する悩みとして示されています。作成者の性格や配慮不足だけに原因を求めると、配置上の制約を扱えません。担当者は、動かせる偏りと、勤務可能者が少なく動かせない偏りを次回作成前に分けます。
出典元の要点(要約)
公益財団法人 介護労働安定センター令和6年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書
https://www.kaigo-center.or.jp/content/files/report/R6_jittai_chousa_roudousya_honpen1.pdf
労働条件・仕事の負担についての悩み・不安・不満等については、「人手が足りない」が最も高く、次いで「仕事内容のわりに賃金が低い」、「身体的負担が大きい」となっている。
複数の偏りを記憶だけで比べているから
夜勤を減らしたことに安心し、土日祝や連勤の増加を見落とすことがあります。勤務表全体を見ているつもりでも、複数月の結果を記憶だけで比較するのは難しいため、確認項目を絞る必要があります。
理想は、作成者が全職員の負担を把握することです。現実には、勤務条件、希望、欠員対応が同時に動きます。そのズレにより、目立つ不満だけを直し、別の偏りを残しやすくなります。ガイドラインが示す見える化の考え方を使い、担当者は次回作成前に職員別の夜勤、土日祝、希望休、連勤を並べます。最初から項目を増やしすぎないことも重要です。
出典元の要点(要約)
厚生労働省介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン 改訂版
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/Seisansei_kyotaku_Guide.pdf
現場の課題を把握するには、業務全体の流れを見える化(可視化)することも大切です。事業所全体で職員がどのように時間を使っているのかを把握する。誰が、どのような業務に、どの程度の時間をかけているかを見える化し、現在の業務における3M(ムリ・ムダ・ムラ)を明らかにする。
前回の調整を振り返らず固定化するから
前月に頼んだ職員へ今月も頼むと、作成は早く進みます。その一方で、前回うまく回ったことと、同じ人へ負担を寄せてもよいことを混同しやすくなります。公開後の反応を次回へ残す必要があります。
理想は、一度決めた配置で問題なく回ることです。現実には、事情も負担も変わります。振り返らなければ、一時的な調整が固定された役割になりやすくなります。ガイドラインでは、うまくいった点といかなかった点を整理し、計画を見直すことが示されています。担当者は公開後の指摘を記録し、次回作成前に一つの偏りを調整対象へ切り替えます。
出典元の要点(要約)
厚生労働省介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン 改訂版
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/Seisansei_kyotaku_Guide.pdf
振り返りの中で、上手くいった点、いかなかった点を整理しましょう。成果を確認する上では、定量的・定性的の両面から振り返りを行いましょう。成果を検証する際に、業務時間の見える化を再度実施することも大切です。取組成果を確認すると同時に、新たな改善点の発見につながります。
不公平感の背景には、条件差、人員配置、見えにくさ、振り返り不足があります。次回作成前に、動かせる偏りと動かせない偏りを分け、一つだけ調整対象を決めます。
介護シフト作成でよくある迷い
現場では、希望を聞くほど調整が難しくなり、均等に寄せるほど個別事情を扱いにくくなります。どこまで配慮し、何を確認すればよいか迷いやすい質問を整理します。
- Q休暇を取りやすく、勤務日時を変えやすい職場づくりは職場定着と関係する論点ですか?
- A
介護労働実態調査では、各種休暇の取得や勤務日時の変更をしやすい職場づくりが、採用や職場定着・離職防止の方策として扱われています。変更を認めるか迷う場面では、希望の可否だけでなく、変更後に誰へ勤務が移ったかを担当者が確認します。
出典元の要点(要約)
公益財団法人 介護労働安定センター
令和6年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書
https://www.kaigo-center.or.jp/content/files/report/R6_jittai_chousa_roudousya_honpen1.pdf
事業所で採用や職場定着・離職防止の方策として行われているのは、「有給休暇等の各種休暇の取得や勤務日時の変更をしやすい職場づくり」が最も高く、次いで「人間関係が良好な職場づくり」、「職場内での仕事上のコミュニケーションの円滑化(面談、ミーティング、意見交換会など)」となっている。
- Q職員本人の希望に配慮した配置も、職場づくりの確認対象ですか?
- A
同調査では、本人の希望や人間関係などに配慮した配置・異動が、採用や職場定着・離職防止の方策に含まれています。ただし、希望を通した後の穴埋めが同じ職員へ続くこともあります。担当者は希望調整と負担移転を分けて確認します。
出典元の要点(要約)
公益財団法人 介護労働安定センター
令和6年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書
https://www.kaigo-center.or.jp/content/files/report/R6_jittai_chousa_roudousya_honpen1.pdf
有給休暇等の各種休暇の取得や勤務日時の変更をしやすい職場づくり 6,710 74.7、本人の希望や人間関係などに配慮した配置・異動 5,065 56.4、人間関係が良好な職場づくり 6,465 72.0、職場内での仕事上のコミュニケーションの円滑化(面談、ミーティング、意見交換会など)6,190 68.9。
- Q人手不足による偏りは、シフト担当者だけの問題として考えるべきですか?
- A
介護労働実態調査では、人手不足が労働条件・仕事の負担に関する悩みとして示されています。作成者の工夫だけで動かせない偏りもあるため、次回作成前に動かせる勤務と動かせない勤務を分けます。
出典元の要点(要約)
公益財団法人 介護労働安定センター
令和6年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書
https://www.kaigo-center.or.jp/content/files/report/R6_jittai_chousa_roudousya_honpen1.pdf
労働条件・仕事の負担についての悩み・不安・不満等については、「人手が足りない」が最も高く、次いで「仕事内容のわりに賃金が低い」、「身体的負担が大きい」となっている。
- Q偏りを見える化した後も振り返りは必要ですか?
- A
介護事業向けガイドラインでは、取組後にうまくいった点といかなかった点を整理し、定量・定性の両面で振り返ることが示されています。項目を増やしすぎると続かないため、担当者は公開後の指摘を残し、次回作成前に一つの偏りから見直します。
出典元の要点(要約)
厚生労働省
介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン 改訂版
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/Seisansei_kyotaku_Guide.pdf
振り返りの中で、上手くいった点、いかなかった点を整理しましょう。成果を確認する上では、定量的・定性的の両面から振り返りを行いましょう。成果を検証する際に、業務時間の見える化を再度実施することも大切です。取組成果を確認すると同時に、新たな改善点の発見につながります。
希望への配慮、人員配置、見える化は別々に確認します。次回作成前に担当者が前月の指摘を見直し、すべてではなく一つの偏りから調整してください。
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介護シフトの不公平感を見直す最初の一歩
現場では、誰かへ配慮すると別の職員へ勤務が移り、全員を満足させることは難しいものです。だからこそ、作成者がすべてを背負うのではなく、説明できない偏りを一つ見つけることから始めます。
最初の行動は、次のシフトを作る前に、職員別の夜勤、土日祝、希望休、連勤を一度並べることです。項目を増やすと記録が続かないため、まず4項目だけに絞ります。
一覧にすると、これまで見えなかった偏りが見つかり、不安になるかもしれません。それでも、同じ人へ何となく頼み続けていないかを確認し、次回に動かせる勤務を選ぶ材料にします。
最後までご覧いただきありがとうございます。
更新履歴
- 2025年9月9日:新規公開
- 2025年10月21日:最新情報に基づき加筆・修正
- 2026年2月23日:最新情報に基づき加筆・修正
- 2026年6月10日:内容を全面的にリライト








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