現場では、食事や排泄、入浴、記録が重なる時間帯に、認知症入居者へゆっくり関わりたいのに手が止められず、説明より先に介助を進めるか迷う場面があります。拒否が強まったあとに、「最初の表情をもっと見ればよかった」と振り返ることもあります。
こうした場面では、親身になれない自分を責めやすいです。ただ、うまくいった対応を振り返ると、長く関わることより、表情やしぐさを一呼吸見て、本人の気持ちを乱暴に決めつけないことが土台になりやすいです。
全部を丁寧にするのは現実的ではありません。だからこそ、まずはここだけ押さえるという視点で、本人の意思を見落としにくい場面と、チームで共有しやすい見方を整理します。
この記事を読むと分かること
- 本人の意思の見方
- 表情の読み取り方
- 気持ち優先の視点
- 共有しやすい考え方
一つでも当てはまったら、この記事が役に立ちます
認知症入居者に一人一人親身になって対応できないときに見直したいこと
現場では、拒否が強い場面ほど、介助を先に進めるか、いったん反応を待つかで迷いやすいです。対応が終わったあとに、最初の表情やしぐさを急いで見落としたかもしれないと振り返ることもあります。こうした葛藤から見えてくるのは、親身さを支えるのが気持ちの強さだけではないという点です。この記事を読むと、本人の意思をくみ取るうえで何を優先して見るべきかが理解できます。
こうした場面では、返事がはっきりしないまま介助を進めるか、一度立ち止まるかで迷います。説明したのに拒否が強まると、関わり方が悪かったのではと自分を責めやすいです。ただ、うまくいく対応は、長く話すことより先に、表情やしぐさを見て気持ちを決めつけないところから始まりやすいです。全部を丁寧にするのではなく、まず意思を見落とさない見方をそろえることが現実的です。
言葉だけで意思を判断しにくいからです
現場では、返事がないまま介助を進めるか迷う場面があります。ここで理解したいのは、言葉だけで意思を判断しないことです。
表情やしぐさを見ないまま進めると、「本当は嫌だったのでは」と迷いが残りやすいです。
出典元の要点(要約)
厚生労働省認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(第 2 版)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001484891.pdf
引用原文:「認知症の人の身振り手振り、表情の変化も意思表示として読み取る努力を最大限に行うことが求められる。」
意思決定支援は関わり方や環境の影響を受けるからです
こうした場面では、同じ声かけでも通る日と通らない日があり、何が違ったのか迷いやすいです。ここで理解したいのは、支援は姿勢や信頼関係、環境の影響を受けるという点です。
関わりが急ぎ足になると、本人が気持ちを出しにくくなっていないか見直す必要があります。
出典元の要点(要約)
厚生労働省認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(第 2 版)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001484891.pdf
引用原文:「意思決定支援は、意思決定支援者の姿勢や意思決定支援者との信頼関係、意思表明の相手方との関係性や環境による影響を受ける」
本人の気持ちを先に見ないと関わり方がずれやすいからです
現場では、「認知症だから難しい」と受け止めて先に介助を決めたくなる場面があります。ここで理解したいのは、本人の望む生活や気持ちを理解することが第一歩だという点です。
気持ちを確かめる前に決めつけると、できることまで狭めていないか迷いが残ります。
出典元の要点(要約)
厚生労働省介護施設・事業所等で働く方々への 身体拘束廃止・防止の手引き
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001248430.pdf
引用原文:「実際に『本人の自立したその人らしい生活を支えるケア』を確立していくうえでは、本人の望む生活や気持ちを理解することが第一歩となる。」「認知症だからこうした方が良いはず、要介護状態だからこれはできないだろう等と勝手に決めつけず、できること・できる可能性があることに着目し、本人の意思を尊重し、誰もが大切にしたい生活を続けていくための努力が求められる。」
一人ではなくチームで支える前提だからです
こうした場面では、一人の職員が丁寧に関わっても、次の勤務者につながらず難しさが残ることがあります。ここで理解したいのは、本人の意思を支えるにはチームで継続して見る体制が必要だということです。
自分だけで抱えるほど、「次の場面ではまた振り出しに戻るのでは」と迷いやすくなります。
出典元の要点(要約)
厚生労働省認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(第 2 版)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001484891.pdf
引用原文:「意思決定支援に当たっては、本人の意思を踏まえて、本人及び身近な信頼できる家族・親族、福祉・医療・地域近隣の関係者と成年後見人等がチームとなって日常的に見守り、本人の意思や状況を継続的に把握し必要な支援を行う体制(以下、『意思決定支援チーム』という)が必要である。」
認知症入居者に親身になり続けるには、言葉以外の反応を見て、本人の気持ちを決めつけず、関わり方をチームでそろえる視点が土台です。
認知症ケアで親身になれないと感じやすいよくある事例

現場では、急いで介助を進めたあとに、もっと違う関わり方があったのではと引っかかることがあります。目の前の業務は終わっていても、本人の気持ちに沿えていたのかが分からず、苦さだけが残りやすいです。
こうした揺れは、やさしさが足りないからではなく、反応の読み取り方や関わり方のずれが見えにくいことで起こりやすいです。
食事や排泄、移動が重なる場面では、返事が曖昧でも先に進めるしかないと感じやすいです。説明しても通らないと、さらに強く伝えるか、いったん待つかで迷います。あとから振り返ると、本人の反応を見る前に介護側の都合を優先していたと気づくことがあります。全部を変えるのではなく、まずはどこでずれやすいかを事例ごとに見ていくことが現実的です。
返事が曖昧なまま介助を進めてしまう
現場では、声をかけても反応がはっきりせず、介助を進めるか迷うことがあります。説明を重ねても動きが止まると、急ぐほど介護側が伝えたいことを優先しやすいです。後で振り返ると、返事より前に表情や身振りを見るべきだったと気づきやすく、まずは一呼吸待つことが現実的な方向になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 状況 | 認知症の人は言語的なやりとりだけでは意思が見えにくいことがあります。 |
| 困りごと | 介助の可否を言葉だけで判断しにくい点です。 |
| よくある誤解 | 説明を続ければ伝わるという見方です。 |
| 押さえるべき視点 | 表情や身振りを使う反応に目を向け、本人の反応を一呼吸待って意思を読み取ることです。 |
出典元の要点(要約)
国立長寿医療研究センター認知症・せん妄ケアマニュアル 第 2 版
https://www.ncgg.go.jp/hospital/iryokankei/documents/nintishomanual2025.pdf
引用原文:「認知症が重度になるほど,表情や身振りを使い,非言語メッセージを使うことが効果的である.そして,医療者・介護者が伝えたいことを優先してコミュニケーションをとるよりも,本人の反応を一呼吸待ち,本人が何を行いたいか,本人の意思を読み取ることが大切である.」
介護側だけが満足する介助になってしまう
排泄介助や更衣が終わると、その場は回っていても、本人と気持ちが通っていなかったのではと引っかかることがあります。こうした場面では、きれいになった、整ったという結果だけでよしとするか迷いやすいです。うまくいく方向は、相手とのやりとりを外さないことです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 状況 | 介護側はケアの結果を先に見やすいです。 |
| 困りごと | 本人との意思疎通の過程が抜けたまま終わりやすい点です。 |
| よくある誤解 | 整えられたのだから十分だという見方です。 |
| 押さえるべき視点 | 介護職だけが満足するケアではなく、相手との相互作用を念頭に置くことです。 |
出典元の要点(要約)
株式会社穴吹カレッジサービス認知症ケア法ー認知症の理解
https://www.ncgg.go.jp/hospital/iryokankei/documents/nintishomanual2025.pdf
引用原文:「意思疎通の過程を経ずに、『(排泄介助をして)きれいになったから、これでいいでしょう』と介護職だけが満足するような気持ちが通わないケアは、長続きしません。つまり、相手(利用者)との相互作用を念頭に置かなければ、良質なコミュニケーションに基づくケアはできないのです。」
認知症だからと決めつけて対応を狭めてしまう
拒否や落ち着かなさが続くと、「認知症だから仕方ない」と受け止めて、対応を早く決めたくなることがあります。その場を回すには割り切りたくても、あとで本人の気持ちを十分に見ていなかったと迷いやすいです。ここでの方向性は、決めつけないことから始めることです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 状況 | 認知症や要介護状態を理由に、できることまで狭めてしまう場面があります。 |
| 困りごと | 本人の望む生活や気持ちが見えにくくなることです。 |
| よくある誤解 | 状態から先に対応を決めてよいという見方です。 |
| 押さえるべき視点 | 本人の望む生活や気持ちを理解し、できることや可能性に着目することです。 |
出典元の要点(要約)
厚生労働省介護施設・事業所等で働く方々への 身体拘束廃止・防止の手引き
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001248430.pdf
引用原文:「実際に『本人の自立したその人らしい生活を支えるケア』を確立していくうえでは、本人の望む生活や気持ちを理解することが第一歩となる。」「認知症だからこうした方が良いはず、要介護状態だからこれはできないだろう等と勝手に決めつけず、できること・できる可能性があることに着目し、本人の意思を尊重し、誰もが大切にしたい生活を続けていくための努力が求められる。」
帰りたい訴えを事実説明で抑えようとしてしまう
「帰りたい」と何度も訴えがあると、まず事実を説明して落ち着いてもらうべきか迷うことがあります。説明しても伝わりにくい場面が続くと、行動を止める方へ傾きやすいです。気づきにつながるのは、気持ちを尊重する対応を検討することです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 状況 | 本人は帰りたい思いを繰り返し表します。 |
| 困りごと | 事実を説明しても理解が難しく、行動が続く点です。 |
| よくある誤解 | 認識を正せば落ち着くという見方です。 |
| 押さえるべき視点 | 本人の気持ちを尊重し、本人の認識を否定せず、行動を止めない対応を検討することです。 |
出典元の要点(要約)
厚生労働省介護施設・事業所等で働く方々への 身体拘束廃止・防止の手引き
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001248430.pdf
引用原文:「コミュニケーションが図れる方であったため、入居初期は、夫が他界していること等事実を説明していたが、理解いただくのが難しかった。」「法人の理念・方針として、『本人の意思と選択をもとに暮らし支援する』かかわりを目指していることから、本人の気持ちを尊重する、本人の想いに寄り添うにはどのような対応をすべきか、検討を重ねた。」「検討の結果、夫は生きているという本人の認識を否定せず、行動を止めず、毎日職員とともにグループホームから1.5km離れた家の様子を、徒歩や車で一緒に見に行くことを決めた。」
よくある事例を振り返ると、ずれやすいのは「急いで進めること」そのものより、本人の反応や気持ちを見ないまま決めてしまう場面です。まずはそこを外さないことが大切です。
認知症入居者に一人一人親身になって対応しにくいのはなぜか

現場では、同じように声をかけても通る日と通らない日があり、何が違ったのか分からず迷うことがあります。こうした状況が起きる背景には、本人の意思の見え方や、関わる側の姿勢、支える体制が関係しています。ここでは、認知症入居者に親身になって対応しにくくなる理由を整理します。
食事や排泄の介助で返事がはっきりしないと、進めるべきか待つべきかで迷いやすいです。説明しても反応が薄いと、本人の力の問題として受け止めたくなる場面もあります。ただ、うまくいく対応を振り返ると、言葉だけを追わず、関わり方や環境、次の職員へのつながりまで含めて見ることが土台になりやすいです。全部を変えるのではなく、なぜずれやすいのかを先に理解することが現実的です。
言葉だけでは意思が見えにくいからです
現場では、返事が曖昧なまま介助を始めるか迷うことがあります。説明が通りにくいと、言葉で確認できない以上は進めるしかないと考えやすいです。ですが、反応は言葉だけではないと見ると、まず表情やしぐさを見る方向に切り替えやすくなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| なぜ起きるのか | 認知症の人の意思表示が言葉だけに限られないためです。 |
| 建前と現実 | 言葉で確認して進めたい場面でも、身振りや表情の変化を読み取る必要があります。 |
| そのずれが生む問題 | 言葉だけで判断すると意思を見落としやすい点です。 |
| 押さえるべき視点 | 身振り手振りや表情の変化も意思表示として見ることです。 |
出典元の要点(要約)
厚生労働省認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(第 2 版)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001484891.pdf
引用原文:「認知症の人の身振り手振り、表情の変化も意思表示として読み取る努力を最大限に行うことが求められる。」
支え方によって本人の意思の受け止め方が変わるからです
こうした場面では、昨日は伝わったことが今日は通らず、何を変えるべきか迷いやすいです。同じ説明を続けるか、関わり方を見直すかで揺れやすいですが、支え方の影響を見ると、本人だけの問題にしにくくなります。ここでは関わり方を見直すことが現実的な方向です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| なぜ起きるのか | 本人の意思決定能力が本人だけで決まるのではないためです。 |
| 建前と現実 | 本人の力を見て判断したくても、支援する側の支援力によって変化します。 |
| そのずれが生む問題 | うまく伝わらない場面を本人の力だけで受け止めやすいことです。 |
| 押さえるべき視点 | 支援力によって変化することに注意することです。 |
出典元の要点(要約)
厚生労働省認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(第 2 版)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001484891.pdf
引用原文:「本人の意思決定能力は本人の個別能力だけではなく、意思決定支援者の支援力によって変化することに注意する。」
姿勢や信頼関係、環境の影響を受けるからです
現場では、同じ内容の声かけでも、慌ただしいときほど反応が硬くなったように感じることがあります。急いでいる空気のまま進めるか、少し整えて関わるかで迷う場面もあります。こうしたときは、本人だけを見るのではなく、関わる側と環境にも目を向けることが現実的です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| なぜ起きるのか | 意思決定支援が支援者の姿勢や信頼関係、環境の影響を受けるためです。 |
| 建前と現実 | 本人の気持ちをそのまま受け取りたい場面でも、関係性や周囲の状況が影響します。 |
| そのずれが生む問題 | 本人の反応だけを見て判断しやすいことです。 |
| 押さえるべき視点 | 姿勢、信頼関係、環境も含めて見ることです。 |
出典元の要点(要約)
厚生労働省認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(第 2 版)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001484891.pdf
引用原文:「意思決定支援は、意思決定支援者の姿勢や意思決定支援者との信頼関係、意思表明の相手方との関係性や環境による影響を受ける」
一人ではなく継続して支える体制が必要だからです
こうした場面では、一人の職員が丁寧に関わっても、次の勤務者につながらず、また同じ迷いが出ることがあります。自分だけで抱えるほど続けにくくなりますが、継続して見る体制が必要と分かると、一人で完結させない方向に切り替えやすいです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| なぜ起きるのか | 意思決定支援がチームで日常的に見守り、継続的に把握する体制を必要とするためです。 |
| 建前と現実 | 担当者が丁寧に見れば足りるように思えても、本人の意思や状況を継続的に把握する必要があります。 |
| そのずれが生む問題 | 関わりがその場限りになりやすいことです。 |
| 押さえるべき視点 | チームで見守り継続把握することです。 |
出典元の要点(要約)
厚生労働省認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(第 2 版)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001484891.pdf
引用原文:「意思決定支援に当たっては、本人の意思を踏まえて、本人及び身近な信頼できる家族・親族、福祉・医療・地域近隣の関係者と成年後見人等がチームとなって日常的に見守り、本人の意思や状況を継続的に把握し必要な支援を行う体制(以下、『意思決定支援チーム』という)が必要である。」
親身になりにくさの背景には、言葉だけでは意思が見えにくいこと、支え方や環境の影響、継続して見る体制の必要性があります。まずはそこを外さず見ることが大切です。
認知症ケアで迷いやすい場面のFAQ
現場では、返事がはっきりしないまま介助を進めてよいのか、一人で抱えずに共有すべきかなど、小さな判断で迷いやすいです。こうした迷いは、その場では流しやすいですが、あとで「どう考えるべきだったか」が引っかかりやすいです。
ここでは、認知症ケアで親身に関わろうとするときに迷いやすい判断を、エビデンスの範囲で整理します。
- Q認知症が進んでいるように見えるときも、本人の意思はあると考えてよいですか?
- A認知症の症状にかかわらず、本人には意思があり、意思決定能力を有することを前提に支援するとされています。返事が乏しい場面でも、「もう分からない」と決めつけないことが大切です。
出典元の要点(要約)
厚生労働省
認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(第 2 版)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001484891.pdf
引用原文:「認知症の症状にかかわらず、本人には意思があり、意思決定能力を有するということを前提にして、意思決定支援をする。」
- Q言葉で「嫌」と言わなければ、そのまま介助を進めてもよいですか?
- A言葉だけで判断しない姿勢が求められます。認知症の人は、身振り手振りや表情の変化も意思表示として読み取る努力が必要とされており、無言でも反応を見て迷う場面があります。
出典元の要点(要約)
厚生労働省
認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(第 2 版)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001484891.pdf
引用原文:「認知症の人の身振り手振り、表情の変化も意思表示として読み取る努力を最大限に行うことが求められる。」
- Q本人の気持ちは、原則として尊重すべきですか?
- A本人の示した意思は、他者を害する場合や、本人に見過ごせない重大な影響が生ずる場合でない限り、尊重されるとされています。気持ちを尊重したい一方で、安全との兼ね合いに迷う場面では、この前提を押さえて考える必要があります。
出典元の要点(要約)
厚生労働省
認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(第 2 版)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001484891.pdf
引用原文:「本人の示した意思は、それが他者を害する場合や、本人にとって見過ごすことのできない重大な影響が生ずる場合でない限り、尊重される。」
- Q一人で丁寧に対応しきれないときは、チームで共有する前提でよいですか?
- A意思決定支援は、本人を中心に、家族や関係者、成年後見人等がチームとなって日常的に見守り、継続的に把握し支援する体制が必要とされています。一人で抱えるほど、その場限りの対応になっていないか迷いやすくなります。
出典元の要点(要約)
厚生労働省
認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン(第 2 版)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001484891.pdf
引用原文:「意思決定支援に当たっては、本人の意思を踏まえて、本人及び身近な信頼できる家族・親族、福祉・医療・地域近隣の関係者と成年後見人等がチームとなって日常的に見守り、本人の意思や状況を継続的に把握し必要な支援を行う体制(以下、『意思決定支援チーム』という)が必要である。」
FAQで押さえたいのは、本人の意思を言葉だけで見ないこと、尊重の前提を理解すること、一人で完結させずチームで見守ることです。
認知症ケアで無理なく始める最初の一歩
現場では、介助を止めて反応を見るだけでも遅れるのではないかと不安になりやすいです。それでも、ここまで見てきたように、本人の意思は言葉だけでなく表情やしぐさにも表れ、本人の望む生活や気持ちを理解することが第一歩です。
全部の場面で丁寧に対応しようとすると苦しくなりやすいです。最初の一歩として、介助の前に一呼吸おいて、表情やしぐさを見ることに絞ってみてください。そこから始めることが、本人の気持ちを決めつけずに関わる土台になります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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更新履歴
- 2026年4月16日:新規投稿
- 2026年4月15日:内容を全面的にリライト








